2月5日(日曜)に東京競馬場で行われた第73回GⅢ東京新聞杯(芝1600m・4歳以上・別定・晴れ・良馬場)は4番人気ウインカーネリアンが優勝。管理する美浦・鹿戸雄一調教師は東京新聞杯初勝利。騎乗した三浦皇成騎手は2勝目となった。ウインカーネリアンは北海道新冠町コスモヴューファームの生産馬。馬主は㈱ウイン。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
▲レース動画はコチラをクリック
【展開・ペース】 ウインカーネリアンは今日はスタートが決まり、注文をつけるような感じでハナへ。ケレン
【レース分析】 ウインカーネリアン(4番人気)はプラス10キロでの出走。パドックでは冬場の分、体は少し立派に映りましたが、ホライゾネットを着用した効果か集中力があって、パワフルな脚捌き。力を出せる仕上がりでした。主導権を握ると11秒台前半のラップを刻み続けて先導。ゴール前は後続に詰め寄られましたが、鮮やかな逃げ切りました。勝ちタイムは2019年のインディチャンプよりコンマ1秒速い優秀なもの。4歳時の幕張Sもそうでしたが、速い流れの中でスピードの持続力を生かすレースが一番合っていますね。
「能力の高さで連勝していた馬が前走でゲートの課題を抱えてしまったんです。それからは厩舎関係者と話し合いながら試行錯誤してこのレース出走に結びつけたんですが、そういう経緯があっての結果ということもあり、ホッとしています。GⅠでもチャンスがある馬だと思っていますし、これまで以上に磨きをかけていきたいです」とレース後に三浦皇成騎手はコメント。ホライゾネットを着用し、レースに集中できた点は大きな収穫。マイルCSは瞬発力比べで見劣りましたが、きっちりと巻き返すことに成功。6歳でも馬は若々しく、今年はGⅠ獲りが期待されます。
ナミュール(2番人気)は馬体を維持できていたし、身のこなしは滑らか。エリザベス女王杯以来の実戦でしたが、上々の仕
ジャスティンカフェ(1番人気)はマイルCS出走時はパドックからうるさかったですが、休養させた効果か、いいリフレッシュになったようでテンションは上がらず、好気配。スッと
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。