2023年2月12日（日） 1回阪神2日

　開幕週とあって馬場は内有利。レースは予想通りユニコーンライオンがハナを叩いて、59秒5─12秒4─59秒0の平均ペース。１番人気のドウデュースはマイペースで後方から。向正面で馬群の外に出し、折り合いをつける。残り３ハロンからは唸るような手応えで外から進出し、直線でアッサリと抜け出した。終わってみれば後続に３馬身半差をつける楽勝。凱旋門賞以来の実戦で余裕残しではあったが、気配は良かった。外から力で捩じ伏せたように、ここでは物が違うといった勝ちっぷり。

　マテンロウレオは終始インでロスのない立ち回り。直線は進路がなかったが、そこはベテランの落ち着いた手綱捌きでキラーアビリティが作ってくれた進路から追い上げて②着争いを制した。プラダリアは池添騎手も話していたように少し力んではいたが、馬場と展開を考えると非常にうまく立ち回っている。

　キングオブドラゴンは外のユニコーンライオンの後ろからインの３番手でレースを運ぶ。しっかり脚がたまっていたし、終いも渋太い。これで２戦続けて重賞で健闘。もうフロック視できない。キラーアビリティは２番手のエフフォーリアをマークする形。勝負どころで前が下がってきてスムーズに加速できない面はあったが、前が開いてからも伸びはひと息だった。２番人気のエフフォーリアはレース中に心房細動を発症し、残念ながら競走中止。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。