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第66回 阪神牝馬S 回顧

 

 

2023年4月8日(土) 2回阪神5日

 阪神は金曜日に66ミリとまとまった雨。芝は4R重馬場でスタート。6Rには稍重に変わり、以降はメインレースまで稍重馬場で行われました。レースは前半36秒1─後半34秒2と上がりの競馬。最初の12秒5、11秒7は馬場状態を考慮しても、ゆったりとした入り。ラップからも推察できるように前、内有利の競馬になりました。サウンドビバーチェは仕掛けて2番手。外枠で前に馬を置けませんでしたが、なんとか我慢できていました。全体に上がりが速く、ビュンと切れるようには映りませんでしたが、終わってみれば1馬身1/4差で完勝。マイラーとしての適性は高いでしょう。

 サブライムアンセムは好枠を生かして無理なく好位のイン。終始ラチを通り、脚をためることができました。スタートが決まったことが大きかったです。ただ、残り1ハロン過ぎに外へと切り替えるロスがあり、そこが勿体なかったですね。同様にコスタボニータも最内で脚がたまっていました。こちらも②着馬と同様に直線で前が詰まったのが勿体なかったです。

 ウインシャーロットは馬場と展開がマッチして僅差の④着。マイルは若干長いのかもしれませんが、「この距離でも長くはないですから、乗り方ひとつで何とかなると思います」と石川裕紀人騎手。それよりも「レース後に左前脚の球節部に腫れがみられ、14日に行ったエコー検査の結果、繋靭帯炎と診断されました」とのことなので、その影響があったのかもしれません。1番人気のルージュスティリアは⑥着。スローで行きたがるのを抑えている間に位置取りが悪くなり、直線で外に持ち出す際にイズジョーノキセキに被害を与えたということで過怠金30,000円。その後も上位を脅かすまでには至りませんでした。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。