2023年10月28日(土) 2回京都8日
3年ぶりの京都開催。この日はAコース最終週。直線は内を避ける馬が多く見られました。ペースは34秒1─11秒3─34秒5のミドルペース。前半34秒1は阪神開催を除いた過去10年で最速でしたが、9Rの3歳上2勝クラスが34秒1─11秒5─34秒8だったことを考えると、それほど速いペースではありませんでした。勝ったウイングレイテストは好位のインで脚をためて、勝負どころでは引っ張り切りの手応え。直線で外を通る馬が多いなか、そのままインを通って押し切りました。「前進気勢が薄れてきていたので前走からブリンカーを着けたのですが、それがいい方に出ていますね。能力を持っている馬ですし、もっといい結果を求めていきたいですね」と松岡騎手。ブリンカー装着で前進気勢が出たことと1400m起用がマッチし、ペースも嵌まり完勝でした。
ララクリスティーヌは好位の外めを追走。菅原騎手が「1400mの方が競馬がしやすいですね。気分良く馬も走れていましたし、終いも堅実に脚を使ってくれています」と話していたようにベストの1400mで変わり身を見せてくれました。外めを回りましたが、終始馬場のいいところを通れましたし、緩いペースのレースとしては位置取りも良かったです。ロータスランドは1ハロン短縮と大外枠もあって最後方からの競馬に。ただ、コーナーはラチ沿いを通ってロスを最小限い抑えるファインプレー。直線もうまく馬群を捌いて、上がりはレース最速をマーク。
ルガルはスタートでアオッて馬群の後尾から。コーナー手前で外に出せないと見て、そのまま枠なりで内々を回る競馬。今日の競馬だと結果的にこれが正解。「いいスタートではなかったので、切り替えて脚をためる形で」と武豊騎手が語ったように、慣れない形でも崩れず、力のあるところを示しました。1番人気のアヴェラーレは⑦着でしたが、直線で外から脚を伸ばして0秒5差。慣れない右回りと展開を考えると力負けとは言えません。次走の巻き返しに期待です。
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