2023年11月25日(土) 3回京都7日
ペースは前半59秒1─後半60秒7の前傾ラップ。テン3ハロン35秒0は過去10年と比べて最も速く、今開催の京都2000mでもアンドロメダSを凌いで最も速い数字。先行馬には厳しい流れになりました。勝ったのは凱旋門賞馬ソットサスの全弟にあたる超良血シンエンペラー。スタートで少しアオッたこともあり、序盤は後方で折り合いに専念。向正面の坂の登りから馬群が凝縮すると中団まで位置を上げます。コーナーは内めを回り、直線入り口で外へ。前にスペースができるとグイグイと脚を伸ばし、ゴール直前で鮮やかに差し切りました。「今日は決してスムーズな競馬ができたわけではありませんが、さすが良血馬で、ポテンシャルが高いです」とルメール騎手。いい瞬発力があります。
プレリュードシチーは中団でサトノシュトラーセを見る形。直線でこれを捉えてゴール寸前で交わしましたが、その間を勝ち馬に割られて②着。惜しい内容でした。相手なりにやれそうなタイプ。前述のサトノシュトラーセはこの流れで勝ちにいく競馬をして3着。十分に強い競馬をしています。ダノンデサイルはいい感じで直線に向きましたが、前が詰まって外に切り返すロス。最後は伸びているだけに勿体なかったです。
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