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第67回阪神牝馬S 回顧

 

 

2024年4月6日(土) 2回阪神5日

 水曜日に22.5ミリの雨。ダートは終日稍重馬場だったが、芝は良馬場で施行。レースは前半35秒4─後半33秒5。例年通り上がりの競馬と競馬なった。1番人気は単勝1.7倍と前走に続いて断然の人気を集めたマスクトディーヴァ。道中は好位のインで脚をためて、直線は馬の間を割り、途中で手綱を落としながらも悠々と抜け出す。ここでは力が違った。「前走はゲートがうまくいかなかったので、今回はそれがメインテーマ。いいスタートを切れて、いいポジションで運べた」とモレイラ騎手。

 ウンブライルは中団でじっくりと。4角で大外に出して脚を伸ばす。勝ち馬を上回る上がり32秒9で追い上げたが、川田騎手の「勝ち馬は着差以上に強いですから」のコメント通り完敗。とはいえ、骨折明け2戦目で一変。よく走っている。モリアーナは前走が2200mでマイルは久々だったが、例によって後方から。直線は②着馬を追いかける形で脚を伸ばす。

 ドゥアイズはスタートで仕掛けたが、ポジションを取れず。4角ではモリアーナより後ろぐらい。「思ったほどゲートを出なかった。今日はそれがすべて。ペースも落ち着いてしまって……」とムルザバエフ騎手。終いは脚を使っているが、今日の展開では厳しかった。テンハッピーローズは直線ラチ沿いから伸びかけたが、やはりマイルは1ハロン長く映った。ライラックはマイナス16㎏。本調子になかったか。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。