2024年5月18日(土) 3回京都9日
序盤の35秒7は過去10年で17年の34秒9、重馬場だった21年の35秒1に次いで速い。ただ、中盤は緩く、1000m通過61秒3は同開催の観月橋SやユニコーンSの61秒6とほぼ同じ。その分、上がりが12秒2─12秒2─12秒6と極端に落ちることはなかった。メイショウフンジンの酒井騎手が「内からミトノオーが行く気だったので、控えて番手から行きました。テンは流れていましたが、向正面で落ち着いたので、ためが利きました」と話す通り、先行2頭がうまく兼ね合えたことが大きい。逃げ切ったミトノオーはうまいレースメイクができたと言えるし、同じく先行したメイショウフンジンが③着に粘ったことからも先行ペースだった。展開を考えると上がり最速で②着に割って入ったハピはさすがの走り。道中は中団のインでコースロスを抑えて、直線だけ外へ。「陣営と話をしていて、プラン通りに運ぶことができました」と菱田騎手。競走中止明けでも力を示した。ミッキーヌチバナは後方から大外を回す形。よく追い上げているが、今日のところは展開が向かなかった。ハギノアレグリアスは馬込みで行きっぷりが悪かった。直線はじわじわ伸びているが、上位を脅かすまでには至らず。1番人気のスレイマンは序盤は離れた3番手。向正面で前に取りつく。無理なく運べているように見えたが、4角の手応えは劣勢。1ハロン標で馬群に沈んだ。「ここまで負ける馬ではありませんし、敗因が分からないですね」と斎藤騎手。良績は中5週以上。詰まったローテーションも影響?いずれにせよ力負けではなく、巻き返しに期待。
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