2024年6月1日(土) 4回京都1日

平均は阪神開催

 通常は阪神競馬場で行われるが、開催日程の変更により2021年、2022年は中京競馬場で行われ、今年は京都競馬場で開催された。週中は火曜に大雨。金曜にも2.5ミリの雨が降り、ダートは終日稍重。ただ、芝はすべて良馬場で行われ、先週までと同様で時計が出る状態。今週からB→Cコースに替わったが、内数頭分が良くないのかラチ沿いから伸びてくる馬はほとんどいなかった。

 レースは前半34秒9─46秒8、後半46秒2─34秒4のミドルペース。アドマイヤコスモスのコースレコードと0秒4差の好時計決着だった。勝ったヨーホーレイクは好位直後の馬込みで、しっかりと脚がたまっていた。直線に向いてスムーズに外に出せたし、エアサージュが仕掛けても焦らずワンテンポ待つ余裕。最後はボッケリーニとの同馬主対決を制した。屈腱炎による2年2カ月の長期休養明け3戦目で見事に復活。ヨーホーレイクの頑張り、関係者の努力には本当に頭が下がる思い。「前が止まらない馬場なので、後ろからでは届かないと思って、位置を取ってレースしました」と岩田望来騎手。

 昨年の覇者ボッケリーニはアタマ差及ばずに②着。道中はずっと1番人気のヨーホーレイクを前に見る形。相手を絞った競馬をして負けたのだから完敗と言えるだろう。池江泰寿厩舎の同レース3連覇とはならなかったが、力は出し切れたはず。エアサージュは内の馬を行かせて外3番手。「勝負どころでジリッぽくなるので、早め早めの競馬をしました」との松山騎手の談話通り、早めの立ち回りで渋太く踏ん張った。重賞でも十分にやれる。

 ヤマニンサンパは後方から脚を伸ばしたが、④着まで。ラスト11秒6─11秒4の加速ラップを考えるとよく頑張っている。右回りではまだ掲示板を外していない。ディープモンスターは好位のインで立ち回って直線も渋太く脚を使っているが、最後は休み明けが応えた感じ。「今回は急仕上げで、中間から力むところがありました」と浜中騎手。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。