2024年11月24日(日) 6回京都8日
今年は阪神競馬場が改修工事のために京都競馬も6開催目の最終週。内がかなり荒れており、基本的には外伸び馬場だが、内回りで先行馬が直線で外へと進路を取ると、後方から外を回す馬は余計に外を回らされる。レースは前半33秒7─後半34秒0のミドルペース。結果は内をロスなく回れた内枠が有利だった。勝ったビッグシーザーは押して押して出ムチを入れて好位のインを確保。直線に向き、逃げて②着に粘ったウインカーネリアンの外に出し、追い比べに持ち込む。最後はクビ差交わしてゴール。昨年は⑤着。回顧に「逃げて⑤着に粘ったビッグシーザーは悪くない」と書いており、1年を経て重賞タイトル奪取という結果は感慨深い。ウインカーネリアンは1200mに対応できるスピードに加えて、マイルもこなせるスタミナが物を言った感じ。三浦騎手が「4角の反応が良かったですし、突き放せると思ったんですが、そこで勝ち馬にはしっかりとついてこられましたね」と話していた通り、4角の手応えはこちらが上。後ろを振り向く余裕にあったが、結果的には勝ち馬のいい目標になってしまったか。
ヴェントヴォーチェとプルパレイはスタートで挟まれたが、途中まで2頭で勝ち馬の後ろを追走。プルパレイはコーナーで外へ膨れ気味になりながらも勝ち馬の後ろを取り切ったのが大きい。直線は勝ち馬の内へ。ロスを最小限に止めた立ち回りができた。ヴェントヴォーチェは途中までプルパレイと併走。しかし、3角で引かされたのが痛かった。手応え良く直線に向いて、よく伸びているが、最後は位置取りの差が出た感じ。⑤着サブライムアンセムと2番人気エイシンスポッターはともに後方から。前者はインにこだわり、後者は4角大外へ。勝負どころでできた差はかなり大きかったと言える。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。