2025年1月5日(日) 1回中京1日

 謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。今年は21年~23年同様、中京での開催。レースは前半34秒7─後半35秒4の前傾ラップ。ペース的には差し。ただ、中京開催の過去3回が内枠有利だったように今年も基本的には内有利の競馬だった。サクラトゥジュールは「前半リズム重視で」の言葉通り、折り合いに気をつけて後方から。ラチ沿いで脚をためながら直線へ。しっかりと脚がたまっていた分、最後は馬の間の狭いところを割って出て勝利。ただ、その時に「外側に斜行したことについて」過怠金50.000円(被害馬9番)の制裁を受けた。前回の関屋記念は引っ掛かって競馬にならなかったが、去勢効果はあったようだ。

 ウォーターリヒトは大外枠だったが、3角手前で内に入れてコーナーではロスを最小限に抑えた立ち回り。4角では勝ち馬の後ろぐらい。直線に向いて最内を突いた勝ち馬と違って、こちらは外を選択。ラストの伸びは勝ち馬以上とも。「反応良く伸びてくれましたが、もう1頭リズム良く運んでいた馬がいたという感じです」と田辺騎手。外枠の不利を跳ね返して、レース自体はうまく運べたと思う。

 ロジリオンは好位のインで虎視眈々。好枠を生かした上手い立ち回りができたが、直線で外からシャドウフューリーが来て僅かに仕掛けが早くなった感じ。セオも好枠から前、前で自分のレースができた。プラス14㎏でやや余裕残しに映ったが、ロジリオンに交わされてからも渋太く踏ん張っているし、重賞にメドは立った。1番人気のシャドウフューリーは直線で不利。前述の通り、勝ち馬に強引に出られて止めを刺された。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。