2025年2月23日(日) 1回小倉10日
レースラップは35.9秒─34秒0─36秒2。途中からセルバーグの大逃げの形になったが、序盤の入りはそれほど速くなく、中間点の5ハロン目が11秒1と最も速い。セルバーグは2番手のヤマニンウルス共々後続を引き離し、ゴール寸前まで先頭をキープ。最後に差されたが、見処は十分だった。和田竜二騎手が「スタートも良くリズム良く行けましたが、道中もう少し収まってくれたら良かったのですが……」と語ったように意図的ではなかったのかもしれないが、こういった競馬が合っていると思う。ヤマニンウルスは最後に疲れてしまったが、初芝でトップハンデを背負って、いいスピードを見せた。この結果だけで芝適性を判断するのは早計だろう。
勝ったロングランは三度目(一昨年④着、昨年②着)の正直で栄冠を掴んだ。道中は後方のイン。3角手前で2番人気エピファニーの後ろを確保。手応えはこちらが上。4角でその外に出し、直線外から鮮やかに差し切った。 エピファニーは2角で狭くなってポジションが下がり、勝負どころの手応えも悪かったが、その割に渋太かった。連覇はならなかったが、トップハンデを背負って頑張っている。そのエピファニーを前に見ながらレースを進めたラケマーダが③着。勝負どころでは手応えの悪いエピファニーを外からパス。最後は勝ち馬に突き放されたが、途中まで食い下がって重賞にメド。差す競馬が実を結びつつある。ショウナンアデイブは中位から。道中は手応え良く、スムーズに運べたし、いい脚を使っているが、勝ち馬の決め手が一歩上。こちらも重賞にメドが立った。
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