2025年4月6日(日) 2回阪神4日

 ハナ候補のデシエルトがまさかの出遅れ。1角で前に取り付いたが、「(逃げていた)岩田康騎手も引っ張っていたので、思った以上に1~2角をゆっくりと入れましたね」と池添騎手。ただ、「向正面で手前を替えたら一気に行ってしまいました」とのコメント通り、1000m通過57秒5。これでは最後に止まっても仕方ない。離れた2番手にホウオウビスケッツ。Bコース替わりで基本的には内有利だったとはいえ、デシエルトに交わされた時に「途中から来られて、1~2角で掛かった分もあるでしょうね」と岩田康誠騎手。前半に折り合いを欠いた分とこのペースを考えれば、よく⑤着に粘り込んでいる。

 勝ったのはベラジオオペラ。道中はホウオウビスケッツの後ろで折り合いスムーズ。「相変わらずのスタートのうまさで欲しいポジションが取れました」と横山和生騎手。抜群の手応えから直線で前を行くホウオウビスケッツの外に出すと力強く抜け出し、完璧なレース運びで史上初の大阪杯連覇となった。ロードデルレイは中団でジャスティンパレスをマークする形。4角~直線とジャスティンパレスの更に外から脚を伸ばしたが、②着まで。「1~2角で不利があって、そこで1列下げる形になったことが悔やまれますね」と西村淳也騎手。馬場や位置取りを考えると強い競馬をしている。ジャスティンパレスはやはり2000mだと少し短そう。ヨーホーレイクはスタートで出遅れ。「今日はゲートがすべてですね。ハイペースでGⅠともなると、このひとつのミスが……」と岩田望来騎手。直線は馬群を捌いてよく伸びているが……。1番人気のシックスペンスは⑦着。距離も1ハロン長いかもしれないが、速い流れの3番手。そこまで止まっていないし、次走改めて。

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