4月5日(土曜)に中山競馬場で行われた第57回GⅢダービー卿チャレンジトロフィー(芝1600m・4歳以上・ハンデ・晴れ・良馬場)はトロヴァトーレが優勝。管理する美浦・鹿戸雄一調教師、騎乗したJ.モレイラ騎手ともに当レースは初勝利。トロヴァトーレは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。
それでは、レースを振り返っていきましょう。

▲エコロブルームは競走除外に
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【展開・ペース】 最内枠だった点を生かし、アサカラキングがメイショウチタンを制してハナを切りました。前後半の4ハロンが46秒4~後半46秒0ですから一見すると平均ペースですが、レース当時、向正面は強めの向かい風。逃げ・2番手がともに2桁着順
【レース分析】 トロヴァトーレ(1番人気)はいくらか体は立派に映りましたが、覇気は旺盛。
「スタートが理想よりも少し遅くなって内枠からいいポジションを取るためにサポートしてあげました。その分、ギアが入って道中は強い手応えで回ってきました。残り600mでも手応えが良くて、どこにスペースができるか心配したけど、直線に入って内にスペースがあって反応があったので狭いところに入れました。外は見えなかったので相手は分からなかったけど、最後の100mの伸びが良くゴールまでしっかり走ってくれました。道中は内で我慢していたし、展開も向かなかったなかでタフな内容で勝てたので能力を感じました。これから成長もあるので相手が強くなっても楽しみです」とレース後にJ.モレイラ騎手はコメント。先週の高松宮記念に続き、2週続けての重賞制覇。絶好調の名手からも目が離せません。

▲トロヴァトーレの4代血統表
コントラポスト(3番人気)はハツラツとした雰囲気でパドックを周回。馬体の張りも素晴らしかったですね。馬群で脚をためて直線はスムーズに捌くことができました。仕掛けのタイミ
マテンロウオリオン(8番人気)は2人引きでもテンションが上がらず、馬体は絞れていました。スッと控えて最後方。
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。