2025年10月26日(日) 3回京都9日
Aコース4週目で土曜日に17.5ミリの雨。芝は終日稍重で行われた。時計の出方は先週までの速い状態と比べると少しかかっていたが、3.04.0は過去10年(阪神開催を除く8回)で上から4番目。この日は外が伸びる馬場だっただけに、菊花賞も最後の直線は内を空けての叩き合いになった。内枠では⑥ミラージュナイトの6着が最高。スタートで黒帽の2頭が前に出たが、それを外から制して⑩ジーティーアダマンがハナへ。
レースは序盤60.8─中盤63.8─終盤59.4。
昨年が62.0─61.7─60.4で3.04.1。
一昨年が60.4─64.1─58.6で3.03.1。
今年は序盤が少し速かった分、先行した⑩⑧④⑦は9着が最高。それらの後ろにいた⑭③⑱のうち⑭が3着、⑱が5着。⑭エキサイトバイオの位置でもぎりぎりだったが、力んでいた上に3角手前で自力勝負に出て3着。強い競馬をしている。2周目の向正面では馬群の外で⑭⑪⑨⑮のラインがでてきいた。これが前から3、13、2、1着。この点からも内より外の競馬だったと言えそう。⑪マイユニバースは早めに動いて4角で先団に取り付いたが、直線で使える脚は残っていなかった。それをマークしていた⑨エネルジコが後続を2馬身突き放して、最後の一冠を制した。「豊さんの後ろのいいポジションにつけて、最後も長くいい脚で伸びてくれました」とルメール騎手。ルメール騎手は史上初の菊花賞3連覇を達成。⑮エリキングは勝ち馬をマークしながら坂の下りでは4着ゲルチュタールをうまくブロックしていたが、直線に入っての反応が勝ち馬よりも悪く、一度大きく離されてしまった。最後はよく盛り返している。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。