2025年12月21日(日) 5回阪神6日


阪神競馬場は日曜日は雨。芝は稍重でスタートし、メインレースは重馬場で行われた。前半46秒3─後半46秒9のミドルペース。逃げたダイヤモンドノットが②着に粘る展開だったが、ラスト12秒2と要したようにタフな流れ。この馬場で1分33秒2の決着は悪くないし、地力が問われるレースになった。カヴァレリッツォは馬群の後尾でがっちりと抑えながらレースを進めて、外を回った他の人気どころとは対照的に終始内を回る競馬。直線に向いて前にスペースはなかったが、荒れた馬場を嫌ってか各馬が避けたラチ沿い3頭分ほどが空いており、そこから逃げ馬を追う展開。ゴール前で逃げるダイヤモンドノットを捉えて重賞初勝利を遂げた。父サートゥルナーリアの産駒はこれが嬉しいG1初勝利でもあった。「直線でルメール騎手の馬に届くかどうか、少し心配はありましたが、馬が本当によく頑張ってくれました」とC.デムーロ騎手。ダイヤモンドノットは初めての距離が心配されたが、「馬場と最後の坂もあって、距離がギリギリでした。1600mがMAX。良馬場ならゴールまでいけたと思うけど、勝った馬も強かったね」とルメール騎手。タフな馬場での相棒の頑張りを労った。
1番人気のアドマイヤクワッズはスタートひと息で、馬群から少し離れた後方。4ハロン標で集団に取り付いて、外から追い上げようとしたが、内からエコロアルバが出てきて更に外を回らされる展開。上位2頭と比べると、外から前を追いかけていった③④着はロスが大きかった。上位陣の勝負付けは済んでいないと言えるだろう。
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