2017年8月20日(日)2回小倉8日11R 第52回北九州記念(G3)は、武豊ジョッキーが乗るダイアナヘイロー(福島 信晴厩舎)が優勝。同馬は今年6月に500万へ降級してから4連勝で重賞初制覇。福島信晴厩舎は2015年シルクロードSのアンバルブライベン以来の重賞勝ち。武豊ジョッキーは今年の重賞7勝目。それではレースラップです。

1:07.5(11.7 – 10.0 – 11.1 – 11.5 – 11.2 – 12.0)

 前半32秒8、後半34秒7のハイペース。ただし、走破時計の1分7秒5は同日9R1000万特別と同タイム。2ハロン目は10秒フラットとかなり速いですが、中盤2ハロンは遅いです。3ハロン目は過去10年のうち9回が10秒台ですし、4ハロン目の11秒5は過去10年で最も遅いです。全体時計と中盤のラップから推察するに先行有利。

 勝ったダイアナヘイローはスタート良く飛び出すと内の馬を行かせて2番手。4コーナーではいつでも前をかわせる手応えから、残り100mで抜け出して完勝でした。ハンデ53㎏もありますが、スピードをうまくコントロールできた点が勝因でしょう。ナリタスターワンは中団の外目を追走。ジワジワと脚を伸ばして、最後は3/4馬身差まで詰め寄ったところがゴール。4角で外から来られて動いたことと外目を回った点を考えると中身は濃いでしょう。3着はスタートが決まったラインスピリット。大外枠から押して押して好位の外。道中は斜め前の勝ち馬を見ながら。馬体は減っていましたが、最後まで渋太い走りで力のあるところを見せてくれました。

 キングハートは出足がひと息。中団につけて勝負どころでは外から上がって行きましたが、直線に向いての伸びは案外。ただ、着差を考えると悲観する内容ではありません。1番人気のファインニードルは5着。手応えは良く見えました。実際にゴール前で急追しているのですが、残り100m付近で前が詰まったのが痛かったです。スムーズなら際どかったはず。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。