2020年12月26日(土) 6回阪神7日

 前半45.4-後半45.7のミドルペース。例年通りスピードの持続力が問われる流れになりました。勝ったダノンファンタジーは好位の内でロスのない立ち回り。距離を短縮したことで、しっかりと脚がたまっていましたし、1分20秒を切る時計が出る馬場も良かったです。仕上がりも良く、2019年ローズS以来の勝利を挙げました。

 2着にはマルターズディオサが入り、これで5年続けて3歳馬が馬券圏内に。また関東馬が強いレースでもあり、今年もしっかりと連対を果たしました。大外枠で前に馬を置くことはできませんでしたが、うまく折り合いをつけて直線へ。渋太く脚を伸ばして後続の追撃を振り切りました。1400mは初めてでしたが、これぐらいの距離が合っている感じ。

 単勝1.5倍と断然人気のインディチャンプは③着。スタートは五分に出ましたが、無理をせず中団の後ろから外を回る競馬。脚はたまっていて、自身はレース最速の上がりを使っていますが、前も止まらなかった分、捕まえ切れず。少し構え過ぎた印象。無理をするレースではなかったとはいえ、断然の1番人気を考えるともう少し積極性が欲しかったです。

 フィアーノロマーノは2019年の当レース②着を含めて阪神ではパーフェクト連対でしたが、初めて連対を外す結果に。G2で相手も揃っていましたが、休み明け好走の反動があったかも。また精神面で成長しているとはいえ、基本的に揉まれる競馬は良くないでしょう。ステルヴィオは出遅れて後方から。この馬も力を出せないまま終わりました。

text by 小林  

 

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