4月18日に中山競馬場で行われた第81回GⅠ皐月賞(芝2000m・3歳・晴れ・稍重馬場)はエフフォーリア(単勝2番人気)が内から鋭く抜け出して優勝。騎乗した横山武史騎手、管理する美浦・鹿戸雄一調教師とも当レースは初勝利。エフフォーリアは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
【展開・ペース】 当日未明まで雨が降り続き、中山の芝コースは重馬場発表。好天に恵まれて急速に乾き、8Rからは稍重に。レースはワールドリバイバルがハナを叩いて前半1000m通過60秒3。後半の1000mも60秒3。イーブンペースでしたが、スタートしてから6ハロン目は11秒4という速いラップ。水分を含んだ馬場でもあり、非常にタフな展開となりました。
今年も無敗の皐月賞馬が誕生
【レース分析】 エフフォーリア(単勝2番人気)前走からマイナス10キロ。体を絞り、無駄肉が削ぎ落とされて身のこな
「最高です!デビューから乗せていただいて、ここまで順調にこれましたし、何とか結果を出したかったので、現実になって良かったです。人気でのプレッシャーはありましたが、自分の持てる技術を発揮し、馬の能力を出し切れれば勝てると自分に言い聞かせて臨みました。思ったよりペースが流れなかったので、いいポジションを取れましたし、4コーナーでは狭くなりましたが、よく割ってくれました。次はもっと大きなレースになると思います。更なるプレッシャーがかかりますが、馬は勿論、自分も更に成長して、期待に応えられるように頑張ります」とレース後に横山武史騎手はコメント。横山武史騎手はデビュー5年目、まだ22歳にして牡馬クラシックを制覇。後続には決定的な差をつけており、GⅠ日本ダービーで世代の頂点に立つ可能性は高いと見ます。
渋太さ目立ったタイトルホルダー
タイトルホルダー(単勝8番人気)はキビキビと活気あふれる周回。馬体の張り
ステラヴェローチェ(単勝6番人気)は、前回より馬体が引き締まり、フットワークも
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・連対馬の前走を見ると、勝ち馬はGⅢ①着、②着馬はGⅡ①着。どちらも連対条件を満たしていた。 〇前走距離・・・③着までは前走1800m組→2000m組→1800m組で決着。前走で2200mに出走したディープモンスターは⑦着。やはり長めの距離を使っていた馬は割引が必要。 〇勝利数・・・1勝馬は⑩着イルーシヴパンサーが最高着順。来年以降も、2勝以上をマークしている馬を中心に馬券を組み立てたい。
《皐月賞 2016-20》 |