10月3日に中山競馬場で行われた第55回GⅠスプリンターズS(芝1200m・3歳以上・定量・晴れ・良馬場)は単勝3番人気ピクシーナイトが直線で内から抜け出し、2馬身差をつけてGⅠ初勝利。騎乗した福永祐一騎手、管理する栗東・音無秀孝調教師ともスプリンターズSは初勝利。ピクシーナイトは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 テンの速さを生かして外からモズスーパーフレアがハナを叩いても、負けじとビアンフェが競りかけると戦前は考えていました。しかし、ビアンフェは競りを避けて2番手に収まったことで前半3ハロン通過は33秒
若き短距離王が中山で誕生!
【レース分析】 ピクシーナイト(3番人気)は体が一段と逞しくなった印象。迫力満点の周回は目を引きました。
「いろいろなシチュエーションを想定はしていましたが、ここまでいいポジション、逃げ馬の後ろでレースができるとは思っていなかったので正直ちょっと驚いています。凄い馬になると公言していましたし、最終的にはこういう形でGⅠを勝てる馬にしたいという思いはありましたが、こんなに早く横綱相撲でGⅠを勝てるとは思いませんでした。こちらの想像を超えた走りをしてくれました。返し馬に乗って久々を叩かれた効果は感じられましたが、まだまだ前と後ろのバランスがとれていない状態だったので、今日のこの感じでどれだけやれるかと思っていました。それが先頭に立って遊んでいたくらいの勝ちっぷりでしたからね。この先、短距離界を引っ張っていく馬になるでしょうし、国内のみならず、いろんな選択肢が考えられる馬です」と福永祐一騎手は課題を挙げつつも、パートナーの能力を絶賛。海を渡り、香港で輝いた父モーリスのような活躍を期待したいですね。
完敗も力を示したレシステンシア
レシステンシア(2番人気)はキビキビと歩様に勢いがあって好気配。好スタ
1番人気のダノンスマッシュは馬体をスカッと見せて好仕上がり
本命に期待したジャンダルム(4番人気)は落ち着きがあり、パドックでは良く見えました。課題の
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・勝ち馬と②着馬は条件をクリアしていたが、③着シヴァージは前走がL競走で⑤着。ただし、前走は1番人気に支持されていた。そこで来年以降は前走、OP特別・L競走組は前走で①着か1番人気なら買い目に加えるようにしたい。 〇馬齢・・・今年は3→4→6歳で決着。6歳以上で前年連対実績がなかった馬でも③着候補としては狙って良く、軽視するのは避けた方が無難だろう。
《スプリンターズS 2016-20》 |