2025年12月6日(土) 5回阪神1日

 2012年からはずっと6月に開催されていたが、再び12月開催へ。レースはテン3ハロン33秒9、1000m通過が57秒1。前で運んだ3頭は⑫⑨⑭着に終わった。開幕週でもかなり速いペースだが、先頭から離れた4番手以降は速めの平均ペースぐらい。勝ったデビットバローズは4番手から。タテ長の隊列でコースロスなく運ぶことができたし、直線もスムーズに外へ。楽な手応えから1ハロン標手前で仕掛けられると鋭く反応して抜け出した。「ゲートを決めることだけを意識して乗りました。先行集団の後ろでリズムを崩さず行けました。これで負けたら仕方がないという形で追い出し、強い勝ち方でした」と岩田望来騎手。ベストと言える阪神1800mで重賞初制覇。

 センツブラッドは勝ち馬の内。基本的には内有利の開幕週でもあり、先行勢から一拍置いた4番手あたりがビクトリーポジションだった。前3頭の外へ行った勝ち馬に対して、こちらはそのまままラチ沿い。一頭分のスペースはあったので、まったくコースロスなく立ち回れた。マテンロウレオはセンツブラッドの後ろでなだめられながら。こちらも内を突いたが、スペースがなく、脚を余し気味。ラストの勢いは②着馬を上回っていた。やはり力はある。「相変わらず気難しい。ちゃんと走ってくれれば勝てるんだけど……」と横山典弘騎手。

 1番人気のグランヴィノスは④着。道中は外で勝ち馬を見ながら。直線も伸びてはいるが、勝ち馬に突き放された。ただ、②着以下とは馬場と着差を考えると枠順と通ったところの差とも。ニホンピロキーフは田口騎手の「今日は脚をためる競馬を考えていました」のコメント通り、後方から。直線は大外から目立つ伸びを見せている。ただ、④着馬同様、今日の馬場と展開では掲示板確保が一杯。どこかで一発がありそうだが。

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