2月14日(土曜)に東京競馬場で行われた第61回GⅢクイーンC(芝1600m・3歳牝馬・馬齢重量・晴れ・良馬場)はドリームコアが優勝。管理する美浦・萩原清調教師はクイーンCは初勝利。騎乗したC.ルメール騎手は通算5勝目となった。ドリームコアは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田勝己さん。

 

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

 

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【展開・ペース】 ヒズマスターピースが軽く促した程度で先制。外で好スタートを決めたタイムレスキスが2番手に控えたのですぐに隊列が決まり、ペースが落ち着いて、後続の馬は折り合いに少し苦労するシーンも。前半3ハロンが35秒0に対して上がりは34秒0ですから、典型的なスローからの瞬発力勝負になりました。

 

 

【レース分析】 勝ったドリームコア(2番人気)は内枠から好位を取って、外から他馬が寄ってきた時に若干、頭を上げていましたが、その後の折り合いはスムーズ。直線を向くとしばらくは先行した両馬の直後で追い出すスペースがありませんでしたが、残り1ハロンの手前で進路が開くと鞍上のゴーサインに即座に反応し、1度もムチを使うことなく抜け出すと、最後は少し余裕を感じさせる手応えでゴールまで駆け抜けました。

 

 

「馬の手応えはずっと良かったです。スペースを割った時、馬の間から、いい反応をしてくれました。強かったですね。いいペースでしたが、元気一杯にハミを取って、頑張ってくれました。直線もいい瞬発力を使ってくれましたね。今日は自信を持って乗れましたし、内枠からリードホースの後ろにつけて、いいポジションで運べました」C.ルメール騎手はレース後にコメント。とにかく調教VTRで確認した際の動きが抜群で、“2歳時よりも馬がパワーアップしている”という本紙の見解も納得の仕上がり。昨年、更新されたレースレコードと0秒4差の走破タイムは、今の時計の速い芝コースを考えると破格とは言えませんが、上質であることは確か。4戦3勝で唯一の敗戦が中山ですから、桜花賞へ直行するようだと未体験の遠征競馬+右回りも課題になりますが、GⅠでの走りも楽しみになったことは確かですね。

 

ドリームコアの血統表

 

 ②着ジッピーチューン(11番人気)はテンションが高めでしたが、レースでは勝ち馬の後ろを掛かることなく追走。こちらは勝負どころからの進路取りもスムーズで、早めにスパートすることができました。勝ち馬には並ぶところなく交わされましたが、そこからもしっかりと伸びて連対を確保。未勝利勝ちは重馬場の中山でしたが、初戦②着時に東京で上がり3ハロン33秒4をマークしていましたし、内枠の利があったことは確かでも、センスの良さが窺えるレースぶりでした。③着のヒズマスターピース(7番人気)は調教段階から、前走時より気性の若さが抑えられている、と感じていましたし、2戦2勝の東京に戻ったこともあり、落ち着いたペースで逃げることができました。まだ、メンタル面には成長の余地がありそうですが、今後は違うコースでも能力を発揮できるかが、ポイントになるでしょう。

 

 

 ④着マスターソアラ(4番人気)は枠順、コース取りを考えれば、少なくとも②③着馬とは互角か、それ以上に評価できる内容。レース後に鞍上は「今日の敗因はいろいろとありますが、テンションが上がり過ぎていたことが一番、大きいです」とコメントしており、それでこの着差なら能力が重賞級なのは確かでしょう。一方で、1番人気に支持されていたギャラボーグは⑨着。体つきやレース前の雰囲気などは悪くないように見えましたが、直線を向いてからは脚を使えませんでした。陣営からは「返し馬は良く感じましたが、スタートでは悪さをして、直線も内にササり、調教では分からない部分が出てしまいました」とのコメントが出ており、正直、明確な敗因はつかめませんが、好時計だった阪神JF②着の走りを考えると、能力を発揮していないことは確か。次走以降の巻き返しに期待したいところです。自分が紙面で◎にしたタイムレスキス(10番人気)も⑫着。直線で他馬に寄られるシーンがありましたが、それ以前に外枠で、少し折り合いに苦労しているように見えました。現時点では広いコースより、馬群が密集しやすい舞台で、流れに乗れる機動力が生きる競馬の方が合っているようです。遠征競馬でも馬体減りなどはありませんでしたから、適した条件なら見直したいと考えています。

 

 

 

text by 五十嵐 友二

 

 

  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

 

 

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