ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

4月23(日) 京都  11R 

マイラーズC(芝1,600m)

 

◎  7  ガイアフォース

 

 私には弟がいる。理系の大学を出て、エンジニアとして就職。10年ほど前に結婚し、今は家庭を築いている。片や兄の私は独身。一年中、競馬ばっかりやっているという始末。まさに“賢弟愚兄”勿論、自己責任だし、楽しいのだけれど・・・北斗の拳を読むと、妙にジャギの悲哀が分かったりする。

サラブレッドの世界で兄弟といえば、ビワハヤヒデとナリタブライアン、ドリームジャーニーとオルフェーヴルが思い浮かぶ。兄弟双璧ではなく、弟ばかりに注目が集まったという視点で真っ先に出てくるのはブラックタイドとディープインパクト。兄ブラックタイドの重賞勝ちは3歳春のスプリングSのみ。一方、弟ディープインパクトは無敗で三冠を制し、古馬になってからはGⅠ4勝を上乗せ。近代日本競馬における最強馬である。種牡馬になってからも弟>兄という図式は変わることなく続いてきた。

個人的にブラックタイドに肩入れしてしまうのは兄の性(さが)か。それだけにブラックタイドがキタサンブラックを輩出してくれたのは、とにかく嬉しかった。現役生活を終えたキタサンブラックは2018年に種牡馬入り。その翌年、ディープインパクトがこの世を去ってしまう。ここから不変だった流れに変化が生じる。キタサンブラックは初年度産駒からイクイノックスが登場!年度代表馬に輝くと、2世代目のソールオリエンスが先日、皐月賞を勝利。確かにディープインパクトの孫もGⅠ勝ちはあるが、まだクラシックは勝っていない(ヴァンセンヌの仔イロゴトシがJG1を制したが)兄貴の株が種付け料とともに急上昇!!(ウインドインハーヘアは偉大だ)

と、いろいろ書き連ねてきたが、新装・京都競馬場で行われるマイラーズCである。ご存知の通り、ディープインパクトが菊花賞を制したコースであり、産駒もとにかく京都では無類の強さを誇った。そんな舞台でキタサンブラック産駒の⑦ガイアフォースを狙いたい。これまでのキャリアで衝撃を受けたのは新馬戦と国東特別の走り。前者はドウデュースに敗れたが、好位から素晴らしい瞬発力を駆使。後者は早めに先頭に立ってのレコード勝ち。そう、どちらも舞台は小倉。直線がフラットだと上質なパフォーマンスを発揮するタイプなのでは。土曜のレースを見る限り、京都の芝は極端にタイムが速いということはなさそう。初めてのマイル起用だが、新境地を切り開いてほしい。たまには勝負レースGPの推奨馬にスパッと勝ってもらって、弟家族に高級フルーツでも送って甥っ子、姪っ子から『おじさん、ありがとう!!!』と言われてみたいものである。

 

券 種 買 い 目
単 勝
馬 連 ⑦-①③⑤⑧⑩⑮

 

 

 

藤原 有貴

藤原 有貴

藤原 有貴のプロフィールはこちら