藤原有貴 6月25日の推奨馬（23年）

ひとり勝負レースＧＰ（仮）

～日曜の狙い目～

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

6月25日(日) 東京  12Ｒ 

3歳以上1勝クラス（ダ1,400ｍ）

◎  6  ドライブアローカス

　BSイレブンで放送中のうまナビ！イレブン。そのワンコーナーで各記者が推奨馬の単勝・複勝で回収率を競う勝負レースGPもいよいよ上半期シリーズ最終節。現在5位タイの私。逆転優勝の期待を託すのはドライブアローカス。馬体重は430～40キロ台と牡馬にしてはかなり小柄。まして、屈強なマッチョひしめくダート戦だと余計に華奢に見えてしまう。

自分自身も小、中学生の頃は体が小さく、朝礼で整列する際は決まって最前列か、その後ろ。回覧板を持ってきた近所のお嬢さんには挨拶代わりに『あんたは小さくて細いねえ、ご飯食べてるの？』とよく言われたものだ。もし、このまま体が大きくならないと・・・。子供心に漠然とした不安を抱え、過ごしたものだが。その後、ぐんぐん背が伸び、今となっては笑い話だが・・・。そんな日々をふとドライブアローカスの走りを見て思い出したり。話が逸れてしまった。

ドライブアローカスの前走は初めての1400ｍ。少しペースに戸惑いもあったか、いつもより後ろの中団から。当時はパサパサに乾いた、かなり力のいるダート。小兵であるし、ポジション的に厳しいか、と思われたが、鞍上が仕掛けると、その小さな体を目一杯に伸ばし、大きなストライドで地面を捉える。前を行く面々がギブアップしても、ドライブアローカスの脚は鈍らない。そのひたむき且つ大型馬とはまた異なる走りの力強さに何故だか、妙に惹かれた。続けての1400ｍ起用ならきっともっと前で流れに乗れる。3、4番手から先んじて抜け出し、そのまま先頭でゴール板を駆け抜けるシーンがはっきりと浮かんだ。単勝・複勝の振り分けは勿論、単勝10,000円。

藤原　有貴

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