競馬 研究ニュース

藤原有貴 10月1日の推奨馬(23年)

ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

10月1(日) 中山  6R 

3歳以上1勝クラス(ダ1,200m)

 

◎  15  ニシノトレンディー

 

 

 

 「自分の得意な条件を作るのが競馬で勝つ鉄則」とは数年前に退社した先輩TMの言葉。理想は確かにすべてのレースをしっかりとチェックし、JRAに登録のあるすべての馬のことを頭に叩き込んでおくことだが、これはなかなか難しい。だからこそ、2歳戦でもいい、1勝クラスでもいい、短い距離でも、長い距離でもいい。他の人よりも自分が詳しい、よく知っている条件を作るのが大切ということ。その先輩TMは当時、こう続けた。「藤原は地方もよく見ているし、ダートをもっと勉強するのがいい」その言葉を心に刻み、忠実に従ったわけではないが、いつの間にやらダート好きとなっていた。好きなだけでなく、実際、多分、予想、馬券の回収率も芝よりダートの方が安定している。はずである。

 

 

さてさて、何故、そんな記憶がよみがえったのかというと、勝負レースGPがきっかけ。私は他の解説者よりもダート戦を勝負レースに選ぶことが多いのだが、このところ的中率と回収率は低空飛行。まったく困ったものである。そこで、最近、自分がセレクトした馬、レースを振り返ってみたところ、あることに気付く。ダートはダートでも短距離と、それ以外では的中率がまったく違うのである。40歳を過ぎ、自分がダートスプリント特化型だということが判明。勿論、その他の条件のレースも一生懸命に予想はしているのだが・・・。ということで今回から年末まではダ1400m以下のレースに絞って勝負レースGPを戦い抜いてみようと考えた。またダート短距離かよ!との声が聞こえてきそうだが、不器用でもいいじゃないか、そんな解説者がいてもいいではないか(そうなのだろうか)

 

 

まずは日曜中山6R。ダ1200m戦からニシノトレンディーを取り上げたい。母はニシノステディー。そう、類いまれなスピードを武器に4歳秋(2012年)には中山芝1200mのレコードを更新。なんだかスプリンターズSデーに相応しい。その娘ニシノトレンディーは芝ではなくダートが主戦場だが、上質なスピードを受け継いでいる。初勝利は後続を寄せ付けず、5馬身差をつけて逃げ切り勝ちを収めた。

 

 

それ以来のダート起用となった前走はスタートがゆっくりで砂も被る厳しい形。それ以上に、妙にパドックでは大人しいのが気になった。今春は早足でキビキビ歩く姿が印象に残っており、もしかすると休み明けで気持ちの面がピリッとしていなかったのかもしれない。前回、田辺騎手が気合を注入した効果で本来の出脚、行きっぷりが戻ればガラッと変わる。

 

 

券 種 買 い 目
単 勝
馬 連 [本線]⑮-①⑥⑧ 

 

 

10月1(日) 中山  11R 

スプリンターズS(芝1,200m)

 

◎  9  アグリ

 

 

 

 競馬アナウンサーコエミさん(小泉恵未さん)と問題児メガネ藤原の馬券バトル。毎回、たくさんの反響、コメントをいただき、本当にありがとうございます!勿論、秋のGⅠシリーズも戦い抜いてまいります。

 

スプリンターズSは◎アグリ。その馬名、響きを聞くと、エキゾーストノートが脳裏に鳴り響く人、ヴァイオリンの音色と野村萬斎さんが思い浮かぶ人もいるのでは。実際の馬名意味は“人名より”となっており、色々な想像が膨らむわけです。

 

 

それはええとして、本命の根拠は今年の高松宮記念。不良馬場の中、積極的に運んで一旦は先頭を窺うシーン。綺麗な馬場ならGⅠでもとの思いを強くしました。前走のセントウルSでは改めて能力とセンスの良さを示した形。型に嵌めず、リズム重視で運べさえすれば自ずと結果が出るのでは。そんな4歳牡馬の充実ぶりと才能に惚れ込み、一票を投じます。直線で先頭に立ったら、3文字だし、とても言いやすい馬名なのに、「アグリ!アグリ!」ではなく、「ノリ!ノリ!(横山典騎手)」と私は声を出しそう。いや、間違いなく出しますw ダッシャーゴーゴーで叶わなかった横山典弘騎手と安田隆行調教師のGⅠ獲りが見たい!

 

 

券 種 買 い 目
単 勝 ⑨ 4,300円
馬 連 ⑨-①⑧ 各1,000円 ⑨-③⑤ 各500円 
3連複フォーメーション ⑨-①⑧-①②③⑤⑥⑧(9点)各300円

 

 

 

 

藤原 有貴

藤原 有貴のプロフィールはこちら