6月8(日)3回東京2日目
東京1R 3歳未勝利・牝馬(ダ1600m)

五十嵐  休み明け+初ダートで前々走②着時にも感じたことだが、砂への適性自体は高くても、現状はスピードに持久力がついてきておらず、今回もハイラップの逃げで粘りが今ひとつ。どうやらマイルは少し長いようだ。1400mに起用された前走はスタートで躓いて度外視できる内容だっただけに、距離を詰めてくれば改めて注目したい。ちなみに鞍上も次走で距離短縮を示唆するようなコメントを残している。デスク)

東京5R 2歳新馬(芝1800m)

藤原  『気持ちが入りやすい』と戦前の陣営評であったが、パドックでは落ち着いて堂々と周回。レースは内枠から自然体で主導権を握る形。ペースを緩めずに1000mを59秒8で通過すると、追いかけてきた面々を振り切り、直線半ばで勝負を決めた。ちなみに2012年以降、東京芝1800mで行われた2歳新馬戦で46秒台の勝ちタイムをマークしたのは24年のクロワデュノールに次いで2例目。47秒台の決着はなく、48秒台で勝ち上がったのは23年ダノンエアズロック、21年ジオグリフ。時計がすべてではないが、一連の比較からもGⅠ級の素材。(編集員)

東京6R 2歳新馬(芝1400m)

村上   発馬はひと息で後方からに。それでも、じっくりと脚をためるとラスト2ハロンでスパート。ゴール前で鋭く伸びて勝ち馬には僅かに及ばずも②着を確保した。まだ若さもあるが、上がり最速を記録したようにいい決め手を持っており、初戦とすれば上々の内容だった。父は現役時代に英2000ギニーを始めGⅠを2勝した新種牡馬ポエティックフレア。1400mから1600mで活躍しており、良馬場を得意としていたスピードタイプ。土曜日の阪神での新馬戦でも同産駒のホワイトフレイムスが③着に駆けており、日本の芝への適性の高さを示した。今後もルーチェフィオーレだけでなく他のポエティックフレア産駒の走りにも注目していきたい。(編集員)

 
 
 
 
 
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