2018年7月16~22日のニュース

ジャパンジョッキーズCはTeam JRAが優勝

的場文男騎手、入線直後に落馬も①着

トーセンバジルが豪州へ移籍

WASJ地方代表は桑村真明騎手に

セレクションセール開催

マイティティーが引退

サトノアレスが仏遠征を断念

大野騎手が父の所有馬で勝利

日本騎手クラブが福島県に寄附金贈呈

石橋脩騎手が通算600勝達成

3場のリーディングが確定

ジェニアルがフランスで重賞制覇

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7月16日(月)

●ジャパンジョッキーズCはTeam JRAが優勝

 盛岡競馬場でJRA・地方の騎手12名がTeam JRA、Team EAST、Team WESTの3チームに分かれて覇を競う「ジャパンジョッキーズカップ」が行われた。第1戦はヒライズミナンバーに騎乗した下原理騎手(Team WEST)が勝利。第2戦はコアレスフェーブルに騎乗した福永祐一騎手(Team JRA)が優勝。そして第3戦はキングジャガーに騎乗した岡部誠騎手(Team WEST)が勝利した。個人優勝は3戦で③・②・③着となった内田博幸騎手。チーム対抗戦ではその内田騎手率いるTeam JRAが2015年以来2回目の優勝を飾った。

 

7月17日(火)

●的場文男騎手、入線直後に落馬も①着

 浦和競馬第6Rは的場文男騎手が騎乗したタマモサーティーン(牝4・浦和・小久保智厩舎)が優勝。ただ、直線で馬が躓き、ゴール板を通過したのとほぼ同タイミングで的場騎手が落馬。審議の結果、落馬は入線後と判断されてそのまま確定した。これが的場騎手にとって地方競馬通算7145勝目。佐々木竹見元騎手の保持する最多勝利記録更新まであと7勝となった。

●トーセンバジルが豪州へ移籍

 JRAの競走馬登録を抹消されたトーセンバジル(牡6)はオーストラリアのダレン・ウィアー厩舎に移籍することが判明した。同厩舎は日本から移籍したブレイブスマッシュやトーセンスターダム(引退し、種牡馬入りする予定)らを管理。トーセンバジルも新天地での活躍が期待される。

 

7月18日(水)

●WASJ地方代表は桑村真明騎手に

 8月25、26日に札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の地方代表候補を選ぶ「地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ」の第2ステージが浦和競馬場で行われた。第1ステージ終了時点でトップに立っていたホッカイドウ競馬の桑村真明騎手が合計80ポイントで総合優勝を果たした。これにより桑村騎手がWASJの地方競馬代表候補となった。補欠候補は総合2位の浦和競馬の繁田健一騎手。 

●セレクションセール開催

 日高軽種馬農業協同組合が主催するHBAセレクションセール2018(1歳馬対象)が北海道新ひだか町・北海道市場で開催された。最高取引額はアポロティアラの2017(牡・父ロードカナロア)の4100万円。了徳寺健二HD㈱が落札した。セールの売却率(77.2%)は昨年に次ぐ2位。売上総額約22億円は2017、2016年に次ぐ3位だった。

 

7月19日(木)

●マイティティーが引退、繁殖入り

 JRAはマイティティー(牝6・栗東・本田優厩舎)が競走馬登録を抹消すると発表した。マイティティーは父エンパイアメーカー、母チアズガディスという血統。重賞勝利は2017年のJpnⅢブリーダーズゴールドC(門別・ダ2000m)。通算成績は28戦6勝。今後は北海道日高郡新ひだか町のフジワラファームで繁殖馬となる予定。

 

7月20日(金)

●サトノアレスがフランス遠征を断念

 8月12日にフランス・ドーヴィル競馬場で行われるGⅠジャックルマロワ賞(芝・直線1600m)を目指していたサトノアレス(牡4・美浦・藤沢和雄厩舎)が体調不良のため遠征を見送ることになった。今後は茨城県のミホ分場で立て直しを図り、秋に備える。

 

7月21日(土)

●大野騎手が父の所有馬で勝利

 福島8Rでホクセンジョウオー(牝3・美浦・松山将樹厩舎)が優勝。馬主は騎乗した大野拓弥騎手の父にあたる大野裕氏で親子勝利となった。裕氏は共有馬に拓弥騎手が騎乗して勝ったことはあるが、個人名義では初めて。馬主と騎手による親子勝利は他に田中春美オーナー、勝春騎手の例がある。

●日本騎手クラブが福島県に寄附金贈呈

 福島4R終了後、日本騎手クラブから福島県にチャリティー販売会の売り上げ金が寄付金として贈呈された。これは福島県が行う東日本大震災子ども支援基金を活用した事業に賛同したもの。チャリティーの総売り上げは841,000円だった。

 

7月22日(日)

●石橋脩騎手が通産600勝達成

 福島6Rでプレイズラン(牝3・美浦・牧光二厩舎)が①着となり、騎乗した石橋脩騎手が史上75人目、現役31人目となるJRA通算600勝を達成した。2003年3月1日の初騎乗から9853戦目での記録到達。重賞はGI・2勝を含め13勝。

石橋脩騎手のコメント「関係者の方々や暑い中でも頑張ってくれる馬たちに感謝しています。この福島開催では、いい馬に多く乗せてもらったにもかかわらず、人気を裏切ることが多く、達成まで長くかかったなと感じています。今、たくさんいただいているチャンスを生かし、目の前の1勝、そしてその先にあるGIでも勝ちたいと思っています」

●3場のリーディングが確定

 開催を終えた福島・中京・函館のリーディングがそれぞれ確定した。福島は地元出身の田辺裕信騎手が夏の福島開催で初めてとなるリーディング騎手に輝いた。最終日となる22日は中京で騎乗し、中京記念グレーターロンドン(牡6・美浦・大竹正博厩舎)で勝利したが、前日までに稼いだ11勝で首位を守り抜いた。中京競馬のリーディングジョッキーは16勝を挙げたM.デムーロ騎手。6週間行われた函館競馬のリーディングジョッキーは18勝と勝ち星を積み上げたC.ルメール騎手が初めてのリーディングに輝いた。

●ジェニアルがフランスで重賞制覇

 フランス・メゾンラフィット競馬場で行われたGⅢメシドール賞(芝・直線1600m)を武豊騎手が騎乗したジェニアル(牡4・栗東・松永幹夫厩舎)が制した。ジェニアルは母が2010年のGⅠ凱旋門賞③着のサラフィナという良血。今後は8月12日にフランス・ドーヴィル競馬場で行われるGⅠジャックルマロワ賞(芝・直線1600m)を目指す。