2018年8月13~19日のニュース

エイシンバランサーが佐賀・サマーチャンピオンで優勝

チェッキーノが引退

ホッカイドウ競馬の角川調教師が通算1200勝達成

兵庫の吉村智洋騎手が地方通算1500勝達成

戸崎圭太騎手がJRA通算900勝達成

ウィンクスが26連勝を達成

藤田菜七子騎手がJRA所属女性騎手と初の複数勝利

菱田裕二騎手がJRA重賞初制覇

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8月14日(火)

●エイシンバランサーが佐賀・サマーチャンピオンで優勝

 交流GⅢ第18回サマーチャンピオンは下原理騎手が騎乗したエイシンバランサー(牡6・兵庫・新子雅司厩舎)が優勝。嬉しい交流重賞初制覇を成し遂げた。地方所属馬の優勝は2007年のキングスゾーン以来、11年ぶり。②着にブルミラコロ(牡6・栗東・大久保龍志厩舎)、③着にヨシオ(牡5・栗東・森秀行厩舎)が入った。また15日に盛岡競馬場で行われた交流GⅢクラスターカップは北村友一騎手が騎乗したJRAのオウケンビリーヴ(牝5・栗東・安田隆行厩舎)が優勝。重賞初制覇を決めた。その翌日、門別競馬場で行われた交流GⅢブリーダーズゴールドカップはM.デムーロ騎手が騎乗したJRAのラビットラン(牝4・栗東・中竹和也厩舎)が4馬身差をつけて圧勝した。

 

8月16日(木)

●チェッキーノが引退

 2016年の優駿牝馬で②着に好走したチェッキーノ(牝5・美浦・藤沢和雄厩舎)が左前脚の屈腱炎再発のため現役を引退、繁殖入りすると所属するサンデーサラブレッドクラブが発表した。チェッキーノは父キングカメハメハ、母ハッピーパスという血統。2016年のオークスでクビ差の2着に好走したが、その後、左前脚屈腱炎のため長期休養。今年、約2年ぶりに復帰し、関屋記念(⑦着)がラストランとなった。通算成績は7戦3勝。今後は北海道・安平町のノーザンファームで繁殖牝馬になる予定。

●ホッカイドウ競馬の角川調教師が通算1200勝達成

 門別8Rで阿部龍騎手が騎乗したカグヤリベルテ(牝4・ホッカイドウ競馬)が優勝し、管理する角川秀樹調教師が通算1200勝(JRAの成績含む)を達成した。通算7451戦目での記録到達。角川調教師は2000年4月18日に札幌8Rで管理馬がデビュー。これまでに2018年HⅠブリーダーズゴールドジュニアカップなど重賞76勝

 

8月17日(金)

●兵庫の吉村智洋騎手が地方通算1500勝達成

 園田1Rでフレアリングデット(牡7・兵庫・南弘樹厩舎)が優勝し、騎乗していた吉村智洋騎手が地方通算1500勝を達成。2002年4月17日に園田競馬場でデビューし、12966戦目での記録到達となった。

 

8月18日(土)

●戸崎圭太騎手がJRA通算900勝を達成

 新潟競馬5Rでロジャーバローズ(牡2・栗東・中竹和也厩舎)が1着となり、騎乗していた戸崎圭太騎手が2005年6月26日のJRA初騎乗以来6209戦目でJRA通算900勝を達成した。これは中央競馬史上41人目、現役では19人目の記録到達。重賞はGⅠ7勝を含む46勝。

戸崎圭太騎手のコメント「900勝まであと1勝だとは分かっていましたが、特に意識はしていなかったです。オーナーをはじめ厩舎スタッフにたくさんいい馬に乗せていただいたおかげです。ファンの皆さんの応援も力になっています。先日、的場(文男)さんが日本記録を更新しました。まだまだ及ばないですが、僕もひとつひとつ勝ち星をあげていきたいですし、騎手一同頑張っていますので、これからも応援よろしくお願いします」

●ウィンクスが26連勝を達成

 オーストラリアでGⅠウィンクスS(ランドウィック競馬場・芝1400m)が行われ、ウィンクス(牝7・豪州・ウォーラー厩舎)が楽に差し切って優勝。これでウィンクスは26連勝。25戦無敗のまま引退したブラックキャビアの持つオーストラリアの連勝記録をついに更新。またGⅠ連勝の世界記録も19に伸ばした。同レースはGⅡウォリックSとして昨年まで行われていたが、16、17年に連覇を成し遂げたウィンクスを称え、今年からウィンクスSと名称変更。GⅠ昇格も果たしていた。

 

8月19日(日)

●藤田菜七子騎手がJRA所属女性騎手として初の複数勝利

 藤田菜七子騎手がこの日、新潟競馬場で3Rを6番人気のトニーハピネス(牝3・美浦・星野忍厩舎)で勝利。更に7Rは8番人気のライゴッド(牝3・美浦・新開幸一厩舎)で逃げ切り、JRA所属女性騎手として初めてとなる1日2勝をマーク。またJRA女性騎手最多勝利タイ記録となる34勝に到達した。女性騎手では、これまでリサ・オールプレス騎手が2002年4月28日の新潟競馬、2015年7月19日の福島競馬で2度達成している。

●菱田裕二騎手がJRA重賞初制覇

 第53回GⅢ北九州記念が行われ、6番人気のアレスバローズ(牡6・栗東・角田晃一厩舎)がレースレコードをマークして優勝。騎乗した菱田裕二騎手は93度目の挑戦で嬉しいJRA重賞初勝利となった。