2024年4月14日(日) 2回阪神8日

 序盤37秒2─中盤36秒4─終盤37秒6の平均ペース。例年に比べて序盤の入りはゆったり。1000m通過61秒5は、5R3歳1勝級の61秒3より遅いくらい。その割に上がりもそれほど速くなく、レースレベルとしてはそれなりかも。勝ったミッキーヌチバナは中団から。3角過ぎにヴィクティファルスの行きっぷりが悪く外に膨れ気味になったアオりを受けて、少しポジションが悪くなる。そこから切り替えて内に進路を取り、その後はスムーズに捌けた。ゴール前で粘るスレイマンを捉えて重賞初制覇。今日に関しては着差以上に強かった。前述の通り人気の一角ヴィクティファルスは勝負処で早々と手応えが悪くなる。「向正面で急にリズムが悪くなってしまうところがありました。砂を嫌がっている可能性もあったので外へ出してみたんですが、ずっと右手前のままで勝負どころでももう手応えがなかったです」と池添騎手。

 スレイマンは大外枠から出していき、内からテーオードレフォンが来ると無理せず2番手から。4角で相手の手が激しく動くなか、こちらは手応え十分。1ハロン標手前で先頭に立ち、もう少しでゴールというところで差されてしまったが、見どころある走り。斎藤騎手の「抜けてからフワッとしていましたから。まだ底は見せていないし、これからも楽しみです」から結果的には少し先頭に立つのが早かったかも。テーオードレフォンは「デキが良過ぎたかも。返し馬から力んでいました」と丸山騎手。まだ難しいところを残している。

 1番人気のハギノアレグリアスは好位のイン。3角で少し前に離されるが、手応えは悪くなかった。直線はスレイマンの外に出して脚を伸ばしている(後続には5馬身差をつけた)が、3頭の追い比べで見劣る。うまく立ち回っているが、上位2頭が予想以上に力をつけていた感じ。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。