2017年9月2日 札幌競馬場に「名馬招待イベント」として、ゴールドシップ号がやってきてくれました。お披露目は最終レース終了後にパドックで行われましたが、全てのレースが終わっているにもかかわらず凄い人だかり。改めて人気の高さを思い知らされました。元気な姿を見せてくれたゴールドシップ。本当にありがとう!

 

 

【2012年 有馬記念】 これがデビュー10戦目。その年の皐月賞と菊花賞を制したゴールドシップは、有馬記念で初めて古馬の壁に挑む。スタートが今ひとつでレースは後方から。2周目向正面では最後方。3コーナーに入ってジョッキー内田博幸の手が動く。距離ロスも関係なく、馬群の大外から進出を図るゴールドシップ。直線に向いてもまだ前とは差があったが、大外から一歩一歩力強い伸びで差を縮めていく。ゴール直前で先に抜け出したオーシャンブルーをかわし、左手を高々と突き上げる内田博幸騎手。年度代表馬の座こそ4冠牝馬のジェンティルドンナに譲ったが、新しいスターホース誕生を予感させるには十分な走りであった。

 

 

【2014年 凱旋門賞】宝塚記念を2013年に続いて2014年と連覇したゴールドシップ。次の目標は日本競馬界の夢である凱旋門賞制覇だった。前哨戦に選んだ札幌記念はハープスターの2着。その札幌記念の上位2頭にジャスタウェイを加えた布陣で大一番に臨んだ日本勢。しかし、そこに立ちはだかったのは、あのオルフェーヴルに5馬身差をつけた前年覇者トレヴだった。日本馬はハープスターの6着が最高。ゴールドシップはいつものように後方からレースを進めて14着。ジョッキーは宝塚記念から手綱を取る横山典弘。「馬は頑張ってくれた。結果はしかたない。そんなに世界は甘くない。走り方は日本のレースと変わらなかったし、力は出してくれた。やれることはやった」世界の壁は厚かった。写真は2014年10月5日ロンシャン本馬場。

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