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第22回 シリウスS 回顧

2018年9月29日(土) 4回阪神8日

第22回 シリウスステークス

 

2018年 2:01.5(12.6 – 10.8 – 11.3 – 13.5 – 12.2 – 12.3 – 12.3 – 12.2 – 11.9 – 12.4)

2016年 2:01.7(12.6 – 11.3 – 11.4 – 12.9 – 12.3 – 12.5 – 12.3 – 12.1 – 11.8 – 12.5)

2016年

 この日は台風が接近しつつあるとあって、馬場は不良。2分1秒5は過去10年で最速。数字的には稍重馬場だった2016年とほぼ同水準ですが、それと比べても今年のテン3ハロン34秒7は速いです。その後、ペースが一旦落ち着くのは例年通りなのですが、馬場を考えると13秒5はかなり緩い。とはいえ、例年は徐々にペースが上がっていくところを、ずっと12秒前半のラップが続いていますし、ラスト2ハロン目には11秒9があるように決め手も問われる形。全体的なレベルはなかなか高かったと言えるでしょう。

 オメガパフュームはスタートひと息で中団の後ろ。道中はガッチリと抑えて脚をタメながら、3コーナーで外へ出して上がっていきます。ラスト3ハロンを35秒9でまとめてフィニッシュ。完勝でした。ハンデの恩恵があったとはいえ、3歳でこの機動力と決め手。今後が楽しみですね。ウェスタールンドは最後方から。直線は内を突いて、狭いところから凄い脚で伸びてきました。上がりはレース最速。改めてダート適性の高さを見せつけました。サンライズソアは逃げ馬をピッタリとマークする形。残り100m付近まで先頭。トップハンデで地力は示しました。ヒラボクラターシュは外めの3番手。うまく揉まれない位置でレースを運べました。上位3頭には5馬身差と④着でも完敗ではありますが、まだ3歳ですし、現状では1800mくらいの方が良さそう。1番人気のグレイトパールは11着と大敗。馬体は休み明けでマイナス20kg。レースは向正面に入って12秒2とペースアップしたところで動いていきます。ただ、休み明けのせいか反応が鈍く、直線に向いて外から来た勝ち馬には無抵抗で交わされていきました。馬場を意識してか動き出しが速かったような。それにしても走らなさ過ぎです。

text by 小林   

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

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