2019年5月18日(土) 3回京都9日

 含水率が低く、今年の京都ダートで最も時計がかかる馬場。最初の長い直線でラップが速くなるのは例年通り。ただ、今年は中盤に12秒台後半のラップが3つ並ぶ中緩み。その分、残り4ハロンで一気にペースが上がって、前で運んだ馬は厳しくなった印象。上がり36秒台の脚を使った3頭がワンツースリー。先行馬では逃げたサンライズソアが掲示板に載るのが精一杯と差し決着になった。

 上位2頭は後方から終いを生かす競馬。直線は外から併せ馬の形で伸びてきた。チュウワウィザードは初めて背負う斤量58㎏で人気に応えたあたりは立派。モズアトラクションはうまく展開が嵌まったとはいえ、上がりはレース最速。オメガパフュームは向正面で大外から早目に動き、勝ちにいく競馬をしながら3着。斤量59㎏、叩き台だったことを考えると負けて強し。パドックではチャカついていたアナザートゥルース。道中はずっと中団のイン。直線入口で外に持ち出して伸びてきた。馬券圏内には入れなかったが、決め手を問われる形で健闘したことは評価できる。昨年の覇者サンライズソアは5着。例によってパドックでは周回から外れる形。早目にレースが動いて楽な形とは言えないにしても、ちょっと物足りなく映る。力はがあるが、乗り難しい。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。