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第113回 京都記念 回顧

 

 

2020年2月16日(日) 2回京都6日

 日曜日は雨で芝は平均して2秒ほど時計がかかる重馬場。レースはアメリカズカップが後ろを大きく引き離して逃げた。2番手のステイフーリッシュもハナを切っているような形で、3番手にクロノジェネシスとドレッドノータスが続く。勝ったクロノジェネシスはエリザベス女王杯以来でプラス12㎏だったが、決して太くはなく、フックラとしたいい体つき。これまで上がり32秒台を2度マークしているが、本質的には秋華賞のようなタフな競馬が合っており、今日のような馬場は好都合。3番手でグッと脚をためて、追い出されるとアッサリ抜け出し、最後は2馬身半差の楽勝だった。

 カレンブーケドールは後方から。4コーナーで外から勝ち馬との差を詰めたが、直線に入ると逆に突き放された。直線部分は内が荒れており、スタートしてアメリカズカップ以外は内を大きく開けて進む形。それを考えると最内枠はマイナス要素。勝ち馬には完敗だったが、キッチリと連対を確保したように力は示している。戦前の予想通り、4歳牝馬2頭のレースとなった。ステイフーリッシュも悪くはなかったが、勝ち馬のいい目標になってしまった感も。この日は全体に勝負どころは外めを勢いよく回った馬が良かった印象。アルメリアブルームは荒れた内々を通っていただけに力を出し切ったとは言えないかも。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。