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第13回 カペラS 回顧

 

 12月13日に中山競馬場で行われた第13回GⅢカペラS(ダ1200m・3歳以上・別定・曇・良馬場)はジャスティン(単勝4番人気)が優勝。JBCスプリントでは人気を裏切ったが、JRAでは唯一のダ1200m重賞で見事、リベンジに成功。騎乗した坂井瑠星騎手、管理する栗東・矢作芳人調教師ともにカペラSは初勝利。ジャスティンは北海道ひだか町・天羽禮治さんの生産馬。馬主は小田吉男さん。

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

【展開・ペース】 戦前は先行争いが激しくなる展開を考えていました。ハナ候補と見ていたダンシングプリンスですが、ヒロシゲゴールドが2番ゲートから行く気を見せると2番手に控えました。思いのほか、すぐに隊列が決まってしまいましたね。33秒2という前半3ハロン通過タイムは良馬場である点を考慮すると速めですが、テンに競り合わなかったことで、先行勢もしっかり脚が残っていました。

 

▲パドックを歩くジャスティン(撮影:yu~kun)

 

58キロに見合う地力を誇示

【レース分析】 勝ったジャスティンはパドック、本馬場入場時とテンションがそれほど上がっておらず、馬体の張りも良かったですね。揉まれ弱い面がありますから今回は外枠が味方した面はありますが、先行争いが早めに決着して、すんなりと3番手を回れたことが勝因でしょう。極端な急流ではありませんでしたが、ペースが速めだったことで地力勝負に。58キロを背負っていても重賞2勝の実力をいかんなく発揮し、勝利を掴みました。

「勝ててホッとしています。前走、前々走と騎乗していませんでしたが、中間の稽古にはずっと乗っていました。具合がいいのは分かっていたので、自信を持って乗りました。行く馬が多かったですが、枠が外でちょうど良かったですし、内の馬、ダンシングプリンスを見ながら運べました。道中は凄くいい手応え。追ってからもしっかり伸びてくれました。まだ4歳で底を見せていませんし、このメンバーで58キロを背負って勝ち切るのですから、来年以降も活躍できると思います」とレース後に坂井瑠星騎手はコメント。ダートグレードだけでなく、JRA重賞も制覇。レース後、管理する矢作調教師は海外遠征のプランがあるとコメント。来年はダート6ハロンの日本代表として海外で活躍するシーンを見てみたいものです。

 

ジャスティンの4代血統表

 

好内容が光るダンシングプリンス

 ②着のレッドルゼルは逞しい体つきで脚取りも力強く、いい状態。前走と同様に控えてレースを進めましたが、展開を踏まえると、いくらかポジションが後ろ過ぎた印象。結果的に勝ち馬とは位置取りの差が出た印象です。ダンシングプリンスは体に太め感がなく、馬体増は成長分でしょう。すんなり2番手を確保できましたが、重賞らしく流れは速め。その中で、クビ+クビ差の③着に粘ったのは立派の一言。重賞初挑戦で、この内容であれば来年が本当に楽しみですね

 

 

 本命に推したテーオージーニアスは前走時よりも気合乗りが早く、気配自体は良く映りました。年齢を重ねたことで昨年よりズブくなっている分、6ハロンの重賞の速いペースだと置かれてしまいますし、また先行勢もバタッとは止まりませんからね。3番人気ではお買い得な感じも薄く、これは狙いのつけ方を失敗してしまいました。申し訳ありません。

 

                          

text by 京増 真臣

 

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

【データ泣き笑い】

〇前走クラス・・・好走馬の前走を見ると、勝ち馬はJBCスプリント⑧着、②着馬はOP特別①着、③着馬はダ1200mの3勝クラスで①着(②着に0秒2差)。連対した2頭は上記の条件をしっかりとクリア。3勝クラス組に関しては前走がダ1200mで0秒2以上の差をつけて勝っていれば好走可能と着差面の条件を緩和したい。

〇枠順・・・今年の①~③着馬は7枠→6枠→5枠。外枠が有利という傾向は継続。また前走がJBCスプリント+今回58キロを背負ったジャスティンが優勝。該当馬の信頼度は高い。以上、2点はきっちりと覚えておきたい。

 

 

《カペラS 2015-19》

 

 


 
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