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第61回きさらぎ賞 回顧

 

 

2021年2月7日(日) 1回中京12日

 前半61秒2─後半59秒8。全体の数字上はスローだが、逃げたタガノカイは向正面に入ってもペースを落とし過ぎず、地力勝負に持ち込む。残り3ハロン手前で息を入れられたとはいえ、重賞初挑戦、斤量増でよく頑張った。上位3頭は別格。価値ある④着。

 勝ったラーゴムは好位のイン。流れが落ち着いた序盤はかなり行きたがっていたが、勝負どころの手応えは抜群。4角は引っ張り切りで前に並びかけ、ラスト1ハロンで抜け出す。最後は詰め寄られたが、なかなか強い内容。

 ヨーホーレイクは後方でリズム重視。馬場の悪い内を避けて、終始外めのコース取り。そのまま直線は大外に出してグイグイ伸びてきた。着差、通ったコースの差を考えると、こちらもかなり強い内容。いい決め手がある。

 ホープフルSでは4コーナーで逸走し、コースアウトしたランドオブリバティ。その走りが注目されたが、今回はスタートで挟まれて後方から。道中は無理をせず、後方でソロっと。こちらも4角で外に出し、直線マズマズの伸び。今日はいかにも試走といった走りだったが、それでも③着に来るあたりは地力の高さ。

 ダノンジェネラルは中団で運んで4角まではスムーズだったが、そこで前に壁になり動けず、直線では外から寄られる不利。ただ、反応も悪く、スムーズだったとしても勝ち負けまではどうだったか。

text by 小林  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。