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第14回 カペラS 回顧

 12月12日(日曜)に中山競馬場で行われた第14回GⅢカペラS(ダ1200m・3歳以上・晴れ・良馬場)は単勝3番人気に支持されたダンシングプリンスが2番手から抜け出して優勝。騎乗した三浦皇成騎手、管理する美浦・宮田敬介調教師ともに当レースは初勝利。ダンシングプリンスは北海道千歳町社台ファームの生産馬。馬主は吉田千津さん。

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

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【展開・ペース】 モズスーパーフレアが芝スタートの大外枠からポンと好スタートを決めて先手を主張。前半3ハロン通過32秒8という超ハイペースでしたが、すぐに隊列が決まって馬群が縦長に。流れに乗って運べないと厳しかった印象です。

 

来年が楽しみになる勝ちっぷり

【レース分析】 ダンシングプリンス(3番人気)は、馬体重が前走比8キロ増。休養前よりも体が逞しくなっていました。カリカリとした勝ち気な気性で休み明けでも動けるタイプでもあります。モズスーパーフレアを行かせて持ち前のスピードを生かし、すんなりと2番手を確保。ラスト1ハロンでモズスーパーフレアを捉えると、リュウノユキナの追い上げを振り切って快勝。ハイペースの中、正攻法で抜け出して押し切る強い勝ち方でした。

 

▲JRA復帰後からコンビを組み続ける三浦皇成騎手に導かれ、タイトルに手が届いたダンシングプリンス(撮影:yu~kun)

 

「もともとがダートの短距離で大きなタイトルを獲れる馬だと期待していた馬ですが、まずは重賞ウィナーの仲間入りができて良かったです。まだ足元に不安を抱えているのですが、牧場や厩舎スタッフがケアをしながらいい状態に仕上げてくれました。この先、もっと強いメンバー相手でも結果を出せるように成長していってほしいです」三浦皇成騎手はコメント。船橋競馬で力をつけて、JRAに復帰してからは7戦5勝。5歳ですが、まだまだキャリアは浅く、伸びしろ十分。タイトルを獲得し、来年はさらなる飛躍を期待したいですね。

 

ダンシングプリンスの4代血統表

 

価値ある②着リュウノユキナ

 リュウノユキナ(2番人気)は年齢を重ねて落ち着きが出て、歩様も力強く、好気配でした。ダンシングプリンスをマークするように運び、スムーズなレースはできましたが、勝ち馬が56キロに対し、リュウノユキナは1キロ重い57キロ。斤量差を考慮すれば、中身の濃い②着といっていいでしょう。また乗り替わりでしたが、石橋脩騎手は内枠をうまく生かしたレース運び。力を発揮させたあたりの手腕は高く評価したいですね。オメガレインボー(6番人気)は体をふっくら見せて、パドックでは活気溢れる周回。デキは高値で安定していました。スタートで後手を踏んだのに加え、初めての1200mでしたが、気合いをつけて流れに乗せて直線はインを狙って鋭い伸び脚。ブリンカー効果もあって距離短縮にしっかりと対応。今後の選択肢を増やすことに成功しました。

 

 

 本命に推したモズスーパーフレア(1番人気)は12キロの馬体減。ただ、これは特に問題はなく、活気十分で脚捌きの硬さも気になりませんでした。やってほしいレースはしてくれましたが、さすがに前半3ハロン32秒8というペースは速過ぎました。全盛期のトップコンディションであったなら逃げ切れたかも知れませんが、もう6歳。それでも、存在感は示し、④着に踏ん張りました。テンのダッシュの速さは歴代屈指と言って差し支えのないスピードスター。長かった競走生活を終え、繁殖入り。素晴らしいスピードを受け継いだ産駒の登場を待っています。

 

 

 

             text by 京増 真臣

 

 

 

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

【データ泣き笑い】

〇前走クラス・・・勝ち馬は前走がL競走①着。②着馬はJBCスプリントで⑤着。どちらも連対条件をクリアしていた。

〇枠順・・・今年は2枠→1枠での決着。実力馬であれば枠の内・外は関係ないということか。来年以降は枠順で連対可能かどうか絞り込むのはやめた方が賢明だろう。

 

 

 

《カペラS 2016-20》

 

 

 

 

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