2022年3月26日(土) 2回阪神1日
当日はそこまできつくはありませんが、朝から雨が続いて芝は稍重でした。前半35秒9、中盤36秒0、後半35秒6の平均ペース。逃げたピースオブエイトがそのまま押し切る競馬。スタートはひと息で挟まれる格好になりましたが、他馬も行く気はなく、二の脚ですんなりとハナを切れました。残り2ハロン標で11秒1と加速し、ここで③着以下を突き放した格好。最後の坂でベジャールに交わされそうになりますが、それを振り切って先頭でゴール。これまでと違う形で結果を出した点に懐の深さを感じました。さすがに前年のシャフリヤールと比べると見劣りますが、ラップ的にも水準レベルに達していたと思われます。
ベジャールはアオりながらも五分のスタートを切れましたし、途中で外からスーサンアッシャーが動いてきた時も、自分のリズムを守って走れました。直線で一旦は前に出ながら最後は差し返されましたが、見せ場は十分。力の要る馬場も良かったとはいえ、未勝利を勝ち上がったばかりで、走り方もまだまだ幼いだけに今後が楽しみです。1番人気のドゥラドーレスは内で包まれて勝負どころは動くに動けず。直線も途中まで前が壁になって追えませんでした。最後は外から伸びてきただけに少し勿体ないレース。
セイウンハーデスはチークピーシズを着用。スタートは良かったですが、外の馬を行かせて自分は内で脚をためる競馬。幸騎手が「物見をしていましたし、ずっと馬を嫌がって3~4コーナーで外に逃げていました。前に馬が入ったら怖がってハミが掛からなかったりで、少しリズム良く運べませんでした」と話していたように、チグハグな競馬でしたが、最後は渋太く脚を使っています。怖がりですが、なかなか力がありますね。リアドは今日の感じだと渋った馬場は良くなさそう。良馬場で改めて。
text by 小林
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