9月25日(日曜)に中山競馬場で行われた第68回GⅡオールカマー(芝・外回り2200m・3歳以上・別定・晴れ・良馬場)はジェラルディーナが内から抜け出して優勝。騎乗した横山武史騎手は昨年のウインマリリンに続き、当レース連覇。管理する栗東・斉藤崇史調教師はオールカマーは初勝利となった。この結果、ジェラルディーナが天皇賞・秋の優先出走権を獲得した。ジェラルディーナは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は㈱サンデーレーシング。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 バビットが外からハナを奪うと、2番手以降の隊列もすぐに決まりました。前半1000m通過は61秒1というスローペ
【レース分析】 初めての東上となったジェラルディーナ(5番人気)。これまでのパドックやレース映像を確認しても、かなりうるさいタイプ。それだけにイレ込んでいても、割り引く必要はありませんが、実際に生で見ると不安に映り、パドックで
「勝てて嬉しいです。祐一さん(福永騎手)と話をして癖を教えていただき、自分なりに考えて乗りました。理想的なポジションで運んで最後はしっかり伸びてくれましたし、狭いところをよくこじ開けてくれました。馬の頑張りに感謝しています。馬場に向かうまでテンションが高かったですが、走れば優等生でした。若い牝馬なので、これからまだまだ成長してくれると思います」と横山武史騎手はコメント。ジェンティルドンナの娘がついに重賞制覇。それも狭いスペースを抜け出してきたように新たな一面を発揮できたのも収穫だったはずです。
ロバートソンキー(6番人気)は体にボリューム感があって身のこなしは滑
④着はバビット(9番人気)。大外枠から主導権を握ると、息を入れながら1~2コーナーを通過。その後は12秒台前半の決して遅くはなく、速過ぎない絶妙なラップを踏みながら先導。最後は坂を上がったところで甘くなりましたが、1年7カ月ぶりを考慮すれば上々の内容。良化が見込める次走は前進が期待されます。デアリングタクト(1番人気)は3歳時よりも落ち着きがあって、復帰緒戦となったヴ
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。