2023年3月4日(土) 1回阪神7日

 週中に雨はなく、土日とも良馬場で施行。前半35秒2、47秒5─後半46秒5、34秒1。中盤が12秒3、12秒4と中緩み。翌日の4歳上1歳クラスが1分33秒5(47秒0─46秒5)でしたから、やはり緩いペースだったと言えるでしょう。勝ったのは7番人気のモズメイメイ。好スタートからハナを切り、2番手のルカンが蓋をする格好で直線へ。そのまま押し切って重賞初制覇。「行く馬がいれば控えてもと思っていましたが、速かったので切り替えていきました。前走よりも行きたがる感じはありましたが、軽い馬場は合っていますね」と武豊騎手。確かに流れは向きましたが、ラスト2ハロン目に10秒9のラップをマークしたように一介の逃げ馬ではないでしょう。

 コナコーストはテンから促して一旦は前に取り付きますが、途中から抑えて中団の前で脚をためます。残り3ハロン標手前から手が動き出しますが、瞬時に反応はできず、伸びはジリジリ。ただ、残り1ハロンの坂からグイグイ前に迫ってハナ差の惜敗。ペリファーニアは大外枠で前に壁を作れず、序盤は行きたがっていました。道中は好位で我慢させて直線へ。直線の入り口での手応えは悪くなく、残り2ハロンで満を持して追い出しますが、勝ち馬を捉えるまでには至らず、②着馬にも外から交わされてしまいました。それでもキャリア1戦でハナ、クビ差の③着は立派。ここまでの3頭が桜花賞出走の権利を獲得。

 ルミノメテオールは抑えるのにひと苦労。「スタート後に位置を取りにいった分、力んでいた。その分かいつもより脚を使えなかった」とM.デムーロ騎手。最後は甘くなりましたが、好位のインでロスなく立ち回れたこともあって、上位へ。ルカンはガッチリと抑えて2番手。直線に向いた時の勢いは劣勢でしたが、坂でまた盛り返す感じ。最後に前が狭くなる場面がなければもっと際どかったでしょう。未勝利の身でこれは大健闘。1番人気のドゥーラは⑮着。中団の後ろから運んで、直線は外に出せずに内へ。その後も狭いところに入ろうとして、結局挟まれる形になり万事休す。今日は展開が向きませんでした。

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