2023年3月19日(日) 1回阪神12日

 序盤64秒9─中盤63秒3─終盤57秒9とスローの上がり勝負。勝ったのは好位のインでレースを進めたジャスティンパレスでした。プラス16㎏はほぼ成長分。直線で少し前が詰まりましたが、好ポジションで運び、レース最速上がりで抜け出しと内容的には完勝でした。「長い距離ならGⅠレベルの馬です」とルメール騎手。

 ボルドグフーシュは序盤は枠なりで勝ち馬の後ろ。今日はゲートを五分に出ましたが、行く気はなく、自然体でレースを進める形。2周目1コーナー手前から徐々に外へ。残り800mから上がっていき、4角で先団に取りつきます。勝ち馬には及びませんでしたが、前哨戦とすれば好内容の②着。

 ブレークアップは転厩緒戦。好位で前に馬を置いて折り合いに専念。しっかりと脚がたまっていましたし、上位2頭よりも重い58㎏を背負って②着とはクビ差のところまで迫りました。初めての3000m超でしたが、長距離適性は十分ですね。

 3連覇を目指したディープボンドは⑤着。道中は逃げ馬を見ながら2番手。自身の上がり34秒7は生涯2番目に速い数字。上位馬には切れ負けした恰好です。やはりスタミナ勝負が望ましいでしょう。

データ終わってみると…やはり菊花賞上位馬は強い。これは来年、京都競馬場に戻っても変わらないだろう。若い馬ほど走ると書いたが、結果はご存じの通り4歳馬のワンツーフィニッシュだった。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。