2023年4月15日(土) 2回阪神7日

 この日は雨で芝はずっと重馬場。時計のかかる状態でした。それでいて前半34秒1は2020年と並び、ここ10年で最も速いペース。逆に上がり36秒2は、ここ10年で2番目に遅い数字。なかなかシビアなペースとなりましたが、ユリーシャが一頭で後ろを引き離して逃げる形。2番手以降はそこまで極端に速いペースではなかったはずです。勝ったオオバンブルマイは中団の内めを追走。直線で外に持ち出し、ゴール寸前で図ったような差し切り勝ち。勝負どころでは手が動いており、道中の行きっぷりという点ではひと息でしたが、直線の伸びは抜群。これまで2勝は1400mでしたが、マイルもまったく問題ない走り。「この世代のマイルではトップクラスにあると思うので、次もチャンスはあると思います」と武豊騎手。

 セッションは好スタートから3番手を追走。前にいる人気馬を目標に直線で抜け出しを図ります。追いすがるショーモンを振り切って先頭でゴール!といったところを外から勝ち馬の強襲に遭いました。「結果的に早仕掛けになったのが敗因で、馬の能力での負けではありません」と団野大成騎手。直線で一度右手前に戻しているのを見ると右手前の方が得意なのかも?着差と内容を考えると惜しいレースでした。

 ③着は2番人気のショーモン。トップスタートを切りますが、外のユリーシャを行かせて2番手から。途中からユリーシャの大逃げとなり、自身がハナを切っているような形。直線半ばで一旦は2枠の2頭に内と外から交わされますが、そこから1頭を差し返して③着は確保。「一旦のみ込まれましたが、そこからも渋太く脚を使ってくれたと思います」と鮫島克駿騎手。④⑤⑥着は4角で最内を回った馬が入りました。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。