2023年5月6日(土) 1回京都5日
レースは63秒8─12秒2─58秒1で、前半に13秒台が2つもあるスロー。当然、その分だけ上がりは速くなりました。33秒9は中京開催も含めた過去10年と比べて最も速い数字。全体の時計が平凡ですが、これもペースを考えると仕方ないでしょう。最後は⑤着までがコンマ1秒差以内の大混戦。スローペースの競馬ではよくあることです。1番人気で勝ち切ったサトノグランツは結果を出せたことを素直に評価したいです。まだ物足りない部分も残していますが、展開を考えると着差以上に強い競馬でした。
道中はリビアングラスの単騎逃げ。2番手にはダノントルネードがガッチリと抑えて追走。途中から堪らずマキシが動きます。ただ、動いたのはコーナーの13秒台が続いた箇所ですから、そこまで脚を使ったという印象はありません。結果、向正面で前にいた4頭のうち3頭が②~④着。その中で掲示板を外したオメガリッチマンはコーナーで外に膨れ気味。直線でも口向きの悪さを見せていました。マイネルラウレアは中団のインでうまく脚がたまっていたと思います。ただ、ペースが上がった勝負どころは動きづらい位置取り。直線は外に出してよく伸びていますが、今日の流れではここまで。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。