2023年12月9日(土) 4回中京3日

 レースは前半60秒2─後半58秒6の後傾ラップ。ただ、ホウオウビスケッツが行きたがって、テン3ハロン34秒7は過去10年で最速。意外と先行馬には厳しい流れだったと言えそう。ヤマニンサルバムはこの速い流れを好位のインで運ぶが、しっかりと脚がたまっていた。1000m過ぎのペースアップには付き合わず、残り3ハロンまでリズム重視。「前走で逃げたことでこの馬のペースを理解できていたので、今日はハナにはこだわらずためていく競馬をしました。この馬のリズムで追い出し、最後までしっかりと頑張ってくれました」と三浦騎手。ロスのない立ち回りから直線で前をいく2頭の外に出し、1ハロン標で先頭。最後は3/4馬身差まで詰め寄られたが、内容的には完勝だった。中京コースはこれで6戦5勝。コース相性の良さもあるが、確実に力をつけている。

 ハヤヤッコは道中、馬群の後尾を追走。幸騎手が「ピンハイをマークして直線はピンハイ以上の脚を使ってくれました」と、じっくり溜めてうまく展開も嵌まった。ただ、自身の上がりはレース最速の33秒9。これだけに脚を使えるとは、ちょっとびっくり。ピンハイも後方。勝負どころで外々を回ってよく追い上げているが、③着まで。勝ち馬は強かったし、2着には目標にされた。1番人気のリューベックは中団から。ホウオウビスケッツほどではないが、力んでいたし、今日は休み明けでプラス16㎏。「若干、距離も長く感じたので、マイルくらいなら力を発揮できると思います」と吉田隼人騎手。今日のところは仕方ないとも。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。0