1月6日(土曜)に中山競馬場で行われた第73回GⅢ中山金杯(芝2000m・4歳以上・ハンデ・晴れ・良馬場)は5番人気のリカンカブールが優勝。管理する栗東・田中克典調教師はJRA重賞は初勝利。騎乗した津村明秀騎手も中山金杯は初勝利となった。リカンカブールは北海道浦河町辻牧場の生産馬。馬主は㈱ラメール

 

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

 

 

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【展開・ペース】 ゴールデンハインドがハナを主張し、距離を延ばしてチークピーシズを着用したホウオウアマゾンは2番手追走。1000m通過60秒5のスローペースで、後方勢の動きもなく、ポジション取りが勝敗を分けました。中団を進んだククより後ろの馬はノーチャンスでした。

 

 

 

 

【レース分析】 リカンカブール(5番人気)は体が絞れ、活気溢れる周回。状態、気配は良かったですね。ここ2戦は出遅れていましたが、今回はスタートを決め、促してポジションを取りにいった津村騎手の完璧な騎乗が光りました。逃げ馬の直後のポケットでしっかりと脚がたまっていたし、直線に向く際は狭くなりそうな内ではなく、スムーズに捌いて外へ進路を確保。勝つべくして勝ったという印象です。

 

 

 

 

 「今日の芝のレースを見ていて、時計が速くて前が止まらないレースが続いていたので、位置を取りにいくことをイメージしながら乗りました。どんなレースでもできると聞いていましたからね。4コーナーでも手応えは抜群で、こちらの期待通りに伸びましたし、先頭に立ってからもしっかりと走れました。まだまだ精神面で幼いところを残しているので、これからもっと良くなると思いますとレース後に津村明秀騎手はコメント。過去10年で準オープン、そして当レースを連勝したヒシイグアスラーグルフは続くGⅡ中山記念で連対。相手が強化されるであろう次走以降もリカンカブールから目が離せません。

 

 

リカンカブールの4代血統表

 

 

ククナ(8番人気)は冬場でもあり、決してトップコンディションではなかったはずですが、馬体をふっくら映し、動きもハツラツとしていました。1コーナーに入る際にゴチャつきましたが、リズムを崩さず、脚をためて中団を追走。なるべくロスを抑えて3~4コーナーを回り、直線では冷静に進路を確保。鞍上が牝馬特有の瞬発力を引き出すことに成功しましたが、勝ち馬とは位置取りの差が出ました。マイネルクリソーラ(6番人気)は数字以上に馬体を大きく見せて、気力も充実。外枠からまずまずの位置は取れて正攻法の立ち回り。直線も渋太く脚を伸ばしてきました。内枠に入っていれば、際どい勝負に持ち込めたはずです。

 

 

 

 

ボーンディスウェイ(2番人気)はチークピーシズを着用。集中力があり、身のこなしは滑らか。好調キープ。3番手を進み、直線では一旦先頭に立つシーン。積極的なレース運びから見せ場を作りましたが、スローの瞬発力勝負だと分が悪いですね。ホウオウアマゾン(14番人気)は初チークピーシズ着用。活気があって、年齢的な衰えは感じられません。ゴールデンハインドの動向を見ながら、スッと2番手へ。ペースが落ち着いて理想的な立ち回りでした。流れ込むように⑤着に踏ん張って復調と2000mもこなせることをアピールしました。本命に推したクリノプレミアム(10番人気)は高齢の牝馬だけに大きな変化は感じられませんでしたが、落ち着き十分。体調は悪くありませんでした。いいスタートを切って、楽に好位が取れましたが、1コーナーで不利があり、その後はしばらく折り合いに苦労。勝ち馬とはコンマ4秒差。もしも、序盤からスムーズに運べていれば、もっと差は詰まっていたはずです。

 

 

text by 京増 真臣

 

 

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