2024年2月4日(日) 2回京都4日
前半35秒6─47秒8、後半46秒6─34秒4の後傾ラップ。スローペースから上がりの速いレースになった。序盤はお互いが様子見をする格好。テイエムリステットとシヴァースが押し出させる感じで前へ。勝ったビザンチンドリームは馬群の後方で行きたがるのを宥めながら。大外枠から終始馬場が荒れた内を避けて直線は大外へ。ラスト11秒1─11秒3を見事に差し切った。「末脚がいいのは分かっていたので、馬の力を信じてじっくりと運びました」とピーヒュレク騎手。3頭横並びの写真判定を制し、人馬ともにJRA重賞初制覇を飾った。
ウォーターリヒトは内枠だったが、スタートしてすぐに馬群の外へ。ただ、そのまま外を回した勝ち馬と違って、こちらは4コーナーで馬群の内へ。コーナーワークで距離を稼いで直線一旦は先頭かといったシーンを作ったが、惜しくも重賞タイトルには届かず。「道中でためれば、追ってしっかり伸びてくれます」と幸騎手。センスの良さが光る立ち回りだった。シヴァースはテイエムリステットの半馬身差内でがっちりと手綱を抑える形。「今日はイレ込んでいて、ゲートでもうるさかった。行きっぷりも良過ぎるぐらいで、リズムを崩したくなかったので、(行く気に)任せたけど、直線に向いてからもバテずにジリジリと脚を使っていた」とM.デムーロ騎手。1800mでも問題なかったが、もう少しペースが流れてほしかった。
インザモーメントも内枠から、すぐに外めに出して折り合いに専念。直線に賭けるレースをして外から目立つ伸びを見せた。勝ち馬には更に後ろから差されてしまったように完敗だが、やれるメドは立ったと言える。ジャスティンアースは枠なりに好位の外で追走。上位には切れ負けした恰好だが、松山騎手は「馬場に脚を取られたのが響きました」と話しているように、荒れ馬場も応えたか。もう少し綺麗な馬場で走らせてみたい。2番人気のファーヴェントは馬群の中団で追走。直線は馬群の内へ進路を取り、ジワジワと伸びてきたが、ゴール前で②③着馬に挟まれる不利。スムーズならもっと際どかった。
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