2024年3月23日(土) 2回阪神1日

 芝は終日重馬場でタフな状態。メイショウタバルの坂井騎手は「内の1頭分だけ良かったので、そこを狙っていきました」とコメントしていたが、1分46秒0は過去の良馬場平均と比べても遜色ない。今日の馬場でこの時計は優秀だろう。ラスト2ハロン目に10秒9をマークし、後続を突き放して勝負あり。展開や馬場適性だけで片付けるのは早計だ。

 ノーブルロジャーは前に6馬身離されての②着。スタートは良かったが、同じく好ダッシュを決めた勝ち馬を先に行かせて、こちらは2番手から。道中は勝ち馬をピタッとマーク。直線はそのままラチ沿いを通る勝ち馬に対して、こちらは馬場の外へ。一旦はベラジオボンドに内から交わされたが、1ハロン標過ぎに差し返して連対確保。「1800mでもよく我慢してくれて」と川田騎手がコメントしたように、距離が更に延びるとなると折り合いが課題になってきそう。

 ベラジオボンドは馬群の中位。人気のノーブルロジャーの後ろを確保し、直線はうまく内から差しが決まって②着確保かと思ったが、相手が想像以上に渋太かった。「良馬場の方がよりいいと思います」と岩田望来騎手。ファーヴェントは後方外めでじっくりと。かなり外を回らされたが、直線はよく伸びており、道悪は問題なかった。ニュージーズは後方で折り合いに専念。追い出しての反応もひと息だったが、これからというところで内から寄られて接触する場面も。最後は無理をしていなかった。「休み明けでこういう馬場ですぐに疲れてしまった」とルメール騎手。

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