6月2日(日曜)に東京競馬場で行われた第74回GⅠ安田記念(芝1600m・3歳以上・定量・小雨・稍重馬場)は1番人気に支持されたロマンチックウォリアーが優勝。管理する香港・C.シャム調教師、騎乗したJ.マクドナルド騎手とも安田記念は初勝利。ロマンチックウォリアーは愛国・コーダフスタッドの生産馬。馬主はP.ラウさん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
▲レース動画はコチラをクリック
【展開・ペース】先手候補と目されたウインカーネリアンのスタートが若干悪く、
【レース分析】 ロマンチックウォリアー(1番人気)は筋骨隆々の造り。歩様は力強く、
「厩舎スタッフが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、ロマンチックウォリアーの強さを日本のファンの皆様に見せることができたことを誇りに思います。スタートが良く、プラン通り中団より前の位置につけることができましたし、直線での反応も良かったです。(これでGⅠ5連勝ですが)いかなる状況にも対応できるタフさがあり、まさにチャンピオンホースだと思います。これが日本での初勝利となりましたが、今後もここで勝利を積み重ねていけることを願っています」とレース後にJ.マクドナルド騎手はコメント。レース前からグッと気合が乗っており、本馬場入場では少し行きたがるほど。その前向きさがいい方に出て、中距離ランナーとは思えぬ出脚の良さから難なく好位を確保。ペースも上がらず、今振り返るとこの時点で勝負あり。直線は世界レベルの強豪を競り負かして連勝してきた無類の勝負強さを発揮して後続を完封。これでGⅠ5連勝。最盛期を迎えており、秋のローテーションは勿論、再び来日するのかどうかなどその動向に世界中の競馬ファンが注目しています。

▲ロマンチックウォリアーの4代血統表
②着のナミュール(4番人気)は中2週、続けての東京遠征でもテンションは上がらず、
④着ガイアフォース(5番人気)は多少、うるさい仕草を見せていました。ただ、前回のフェブラリーSは二人引きだったのに対し、
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。