2024年11月30日(土) 7回京都1日
スタートでマキシが大きく出遅れ。その横のバビットが好スタートを切ったが、外から押して押してアウスヴァールハナ。向正面に入るとすぐに外からルペルカーリアも押し上げてきて、前半58秒4─後半59秒8の前傾ラップ。「こういうレースをしてほしいという注文がありました。少しオーバーペースだったかもしれませんが、リズム良く走れました。最後に止まったのは休み明けの分だと思います」とはルペルカーリアの岩田望来騎手。先行馬には厳しく、外から差してきた馬の競馬になった。勝負どころでバテて下がってきた先行3頭のアオリを受けたのが好位内にいたアルビージャ。マキシ共々今日のところは参考外と言える。
1番人気のダノンエアズロックは外から前を追いかけたとはいえ、1つ前にいたセイウンハーデスが掲示板に残った点を考えると少々物足りない。逆にセイウンハーデスは上位3頭に離されたが、好位から早めに先頭に立つ形で⑤着。ブランクと余裕残しの体つきを考えると好内容。ボルドグフーシュもブランクがあったが、悪くない仕上がり。道中は後方外めで折り合いに専念。坂の下りで動いていって、4角では先団を射程に。上位には追い比べで劣ったが、地力は十分に示した。
勝ったのは4歳牝馬ラヴェル。前走エリザベス女王杯で2年ぶりに連対し、復調の兆しは見せていた。道中は中団後ろ。坂の下りでじわじわと前との差が詰まり、4角では先団直後。抜群の手応えで、バテる先行3頭を外からパス。セイウンの後ろでしっかりと進路を確保し、スムーズに運べた。馬も強かったが、鞍上の誘導も完璧。1ハロン標手前で先頭に立つと、力強く押し切った。「折り合いというよりも、今は動きを作る方が大事なので、引っ掛かることより、ちゃんと動けるかということの方が大事なポイントですからね」と川田騎手。ディープモンスターは道中は勝ち馬を見ながら。坂の下りで少し離されたが、自分のリズムを守り、4角では馬群の外へ。ぐいぐいと脚を伸ばして②着を確保。「勝ち馬には及びませんでしたが、いいレースをしてくれました。折り合いさえつけば重賞でもやれます」と浜中騎手。エアファンディタは行く気もなく後方から。直線に向いた時の手応えは楽。展開が向いたとはいえ、素晴らし伸びで後続には3馬身差。「まだまだやれます」と武豊騎手。
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