2022年11月12日(土) 5回阪神3日

 前半35秒3─47秒3、後半45秒9─34秒2の後傾ラップ。同日の1600m新馬戦が前半35秒5─47秒7ですから決して速いペースではありませんでした。結果、掲示板に載った5頭中4頭が前で運んだ馬。レースは内のショーモンが好スタートを切りましたが、無理をすることはなく、外枠のオールパルフェが戦前の予想通りハナへ。終始ラチ沿いぴったりを通って一杯に粘り込みました。馬場も午前中だけ見ると外伸び馬場かと思えましたが、午後のレースでは内が残る状態。ただ、後半のラップはすべて11秒台でまとめて、1分33秒2なら、そこまで勝ち馬のレベルは低くありません。

 先行有利のレースのなか、追い込んで半馬身差②着のダノンタッチダウンは負けて強し。後方で折り合いに専念して、4角で大外へ。レース上がり34秒2を1秒以上上回った末脚は圧巻でした。前述通り、ショーモンは好スタートを切りましたが、勝ち馬を行かせてその外2番手から。いい感じで直線に向きましたが、追い出しての反応はひと息。最後の坂でジリジリ脚を伸ばしており、地力は感じさせました。「体も緩いので完成に時間がかかりそう。でもそれだけ成長の余地があるのだと思います」と横山武史騎手。

 シルヴァーデュークは道中は勝ち馬の後ろ。直線でその外に出して追い上げ態勢に入りますが、伸びはジリジリ。結果は出せませんでしたが、右回りでも問題なく、立ち回りの巧さを発揮できたのは収穫。クルゼイロドスルは「流れが遅くて噛んでしまい、ジリッぽくなった」と和田竜二騎手。残り1000m付近から上がっていって、4角では先団の外でしたが、結果的に早く動く形になってしまったでしょうか。追い比べて後れを取って⑤着まで。

データ終わってみると…条件を問わず前走①着が対象。これは上位3頭ともクリア。また、キャリア3戦以内。これも上位3頭はクリア。ローテーションの項目で勝ち馬を外してしまったので、ここは来年に修正する必要がある。

text by 小林  

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。