2025年3月8日(土) 1回阪神3日

 馬場状態が良く、内回りは内有利が顕著だったが、レースの前半33秒2は2023年と同じ過去10年で最も速い。結果、上がり最速タイのショウナンザナドゥとチェルビアットのワンツーフィニッシュ。今年も同様に差し追い込み決着となった。ショウナンザナドゥのプラス10㎏はまったく太くなかったし、前回からの回復分だろう。レースは枠なりに中位の外を回る形。距離ロスはあったが、その分スムーズに運べたし、何より展開が向いた。1ハロン短縮も良かった感じ。4度目の重賞挑戦で初制覇。チェルビアットは序盤から抑えて終いを生かす競馬。道中は勝ち馬を前に見る形。3角で内のリリーフィールドに寄られ、「3角がもう少しスムーズなら良かったのですが、それでもラストまで脚を使ってくれました」と北村友一騎手。その通り、直線は勝ち馬を追いかける形でいい伸びを見せた。ボンヌソワレは好位。スムーズな競馬ができたし、直線で一旦は抜け出した。上位2頭の決め手に屈したが、先行勢で一番の頑張りを見せている。好センス。ここまでが桜花賞の権利を獲得した。

 私の◎インブロリオは前に馬を置いてなだめながら。この速い流れでも力んでいたが、直線で渋太く脚を使っているし、ポテンシャルは高い。あとはスムーズだった前、外に対して、内で控えていたグループには渋滞が起きていた。1番人気ルージュラナキラは直線で前が詰まって追えず。競馬にならなかった。リリーフィールドはスタートから少しして挟まれる不利。そこでカッとなったのか、その後は折り合いを欠いていたし、4角で外に出したが、直線は進路がなかった。インプロペリアもスタート後に外から寄られ、直線でも不利と今日はまともに競馬ができなかったし、データ室の◎ランフォーヴァウは直線ずっと前が壁。次走以降、着順が悪かった馬の変わり身にも注意が必要。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。