2025年5月3日(土) 2回京都3日

 一昨年まで6月の東京ダート1600mで行われていたが、昨年から京都ダート1900mに移設。この日は天気が良かったが、前日の雨の影響でダートは重スタート。メインには稍重まで回復したが、全体的に馬場は軽く、時計が速かった。レースラップは前半49秒2、36秒3─後半48秒9、36秒6のミドルペース。2023年も2024年も京都のダート1900mは1分57秒台が最速。馬場を考慮しても走破時計の1分56秒8は速く、レースレベルは上々。勝ったカナルビーグルは好位でしっかりと脚がたまっていた。外から早めにメイショウズイウン、クレーキングが動いた時も慌てず、直線に向いて一瞬スペースを失いかけたが、2頭の内に進路を切り替えて抜け出した。「ゲートも決まったので取りたい位置を取れました。直線では進路を切り替えて内へ。少し強引かなとも思いましたが、しっかり反応してくれました」と吉村誠騎手。昨年デビューの吉村誠騎手は早くも重賞2勝目を挙げた。

 ②着には1番人気のクレーキングが入った。プラス12㎏の馬体はパドックで見ると、やはり余裕がある造りに映った。レースはスタートでアオッて後方から。向正面でメイショウズイウンが動いた時には動かず、こちらは3角から徐々に進出。4角では外から勝ち馬に蓋をして、あとは前を行くメイショウズイウンを捉えるだけという形を作ったが、メイショウが外に流れてきたことで、こちらも外へ外へ。着差を考えると惜しい内容。メイショウズイウンは早めに動いたことで、残り5ハロンは終始12秒台前半のラップを刻む緩みのないペース。「直線に向いての手応えは良かったんですが、決め手のある馬にやられた感じですね」と武豊騎手。直線で一旦は先頭に立って後続には3馬身差をつけているように、この馬も強い競馬をしている。こちらもプラス14㎏だったが、悪くない仕上がりだった。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。